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2016年1月13日(水)

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  • 12日夜、オバマ大統領は任期最後となる7回目の一般教書演説を行いました。オバマは次期政権を狙う共和党の予備選候補者たちを暗に批判しながら、自らの業績を擁護し、具体的な政策提案は避けながらも、ムスリムや移民、米国民低所得者など社会的弱者層を非難の的にすることに異議を唱えました。オバマはイランとキューバとの歴史的な協定を擁護する一方、米国は「世界最強の国」だと豪語しました。オバマは富裕な献金者の桁外れな影響力に歯止めを掛けるよう政治体制の変革を求めるとともに、気候変動に対し、人為的変動の否認をやめることを含め、意味ある対策を取るよう議会に促しました。番組では5人のゲストを迎え、オバマ大統領の一般教書演説と任期最後となった1年間への要望を論じます。ゲストのドナ・エドワーズは、メリーランド州選出の民主党下院議員で連邦上院議員候補です。タビス・スマイリーは、公共放送のブロードキャスターで著述家、アリシア・ガルザは「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の共同創設者、メディア・ベンジャミンは女性主導の平和活動団体「コードピンク」(CodePink)の共同創設者、クラウディア・パラシオスは移民への正義を求める活動家で退役軍人です。

  • 人種および移民への正義を求める活動家で海兵隊の退役軍人であるクラウディア・パラシオスに話を聞きます。パラシオスは連邦政府が中米からの移民家族を国外退去するために新たに施行した強制捜査に抗議し、8日にニューヨーク市内で交通を妨害して逮捕された7人のうちのひとりです。パラシオスは病院ではなく、助産師の助けを借りてテキサス州で生まれました。母親が国外退去を恐れていたためです。米軍はパラシオスの出生証明書を認め、海外赴任も含め、5年間の軍務に就かせましたが、国務省はパラシオスのパスポートの発行を拒否しています。「米国が私の出生証明書を認めないので、私は基本的に無国籍状態です」とパラシオスは言います。

  • ブロードキャスターのタビス・スマイリーは今週、米国のメジャー放送局ABCの政治討論番組「ジス・ウィーク」(This Week)に登場し、ドナルド・トランプは「改悛の情がなく、すぐキレる、宗教差別と人種差別に火をつける放火魔」だと発言してニュースダネになりました。トランプはスマイリーを「憎悪に満ちた人物であり人種差別主義者」と呼んで応戦しました。スマイリーはトランプに反論すると共に企業メディアに対しても、共和党のこの最有力候補の見解に対する「反応が手ぬるい」と非難しました。

  • メディア・ベンジャミンは正義と決断を求めて政治家たちに直面対決する活動で世界的に有名な「コードピンク」(CodePink)の共同設立者です。ベンジャミンは軍国主義と拷問に反対して声をあげたため議会の公聴会から何回も排除されています。2013年に、オバマ大統領のドローンとグアンタナモ収容所に関する政策を非難してオバマ大統領の発言を何度も遮ったことはよく知られています。応酬の最後にオバマ大統領は、「あの女性の発言は耳を傾けるに値する」と述べました。オバマの最後の一般教書演説を機に、ベンジャミンがオバマの残り1年になった任期中に実現を望む外交政策の概要を述べます。

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