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2016年11月1日(火)

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  • 民主党は、ドナルド・トランプと共和党が「共謀して脅しと威嚇をすることによって都市近郊の少数派有権者たちが投票できないようにしている」と訴えて、オハイオ、アリゾナ、ネバダ、ペンシルベニアの4つの激戦州で提訴しました。この訴訟は、投票権法と1871年制定のクー・クラックス・クラン法を引き合いに出しています。オハイオ州の民主党は訴状の中で「トランプは、全米最大のマイクを使って、自身の支持者たちに違法な威嚇行為への参加を呼びかけ、彼の選挙陣営が目指す“有権者に対する抑圧”を推し進めようとしている」と述べています。訴訟はまた、トランプの顧問ロジャー・ストーンと彼のスーパーPAC(政治行動委員会)「盗みを止めろ」(Stop the Steal)を名指ししています。トランプは彼の支持者たちに対して繰り返し、大統領選挙日に投票所を監視することを求めています。ノースカロライナ州の全米地位黒人協会(NAACP)もまた10月31日に、同州とさまざまな郡の選挙管理委員会が数千人の有権者の登録を不法に取り消すことを止めさせる即時差し止め命令を求めて連邦訴訟を起こしました。NAACPは、同州の黒人の投票を抑圧する組織的な取り組みの中で、アフリカ系米国人たちが標的にされていると言います。エモリー大学のアフリカ系米国人研究の教授であるキャロル・アンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は新刊本White Rage: The Unspoken Truth of Our Racial Divide(『白い怒り:我々の人種間断絶の語られない真実』)の著者です。

  • 武器を持たない黒人を殺した白人警官たちに対する、注目を集める2つの殺人裁判の陪審員選任手続きが始まりました。オハイオ州では、シンシナティ大学警察の元警官レイ・テンシングが2015年、43歳のサム・デュボーズを車体前方のナンバープレートが付いてないことで呼び止めた後、射殺しました。サウスカロライナ州のノースチャールストンでは、警官のマイケル・スレーガーが、逃走中の50歳のウォルター・スコットの背中に発砲したことを目撃者が撮影したことを受け、スレーガーは殺人罪に問われています。エモリー大学のアフリカ系米国人研究の教授であるキャロル・アンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は最近出版されたWhite Rage: The Unspoken Truth of Our Racial Divide(『白い怒り:我々の人種間断絶の語られない真実』)の著者です。

  • アイスランドでは10月29日の総選挙で、無政府主義の「海賊党」(Pirate Party)が大躍進し、他の左翼政党と共に連立政権を作る可能性を強めています。海賊党はアイスランドの63議席の国会で、前回の選挙の3議席から今回は10議席を勝ち取りました。海賊党は世界で初のクラウドソーシングを利用した憲法を可決することを目指しています。同党の中核となる政策は、直接民主主義、表現の自由、公民権、ネットワーク中立性と透明性を求めています。アイスランド前首相と彼の妻がオフショア会社を利用して数百万ドルの価値の投資を隠していたことが露見し、辞任に追い込まれた4月ごろから海賊党の人気は急上昇しました。10月最終週の今回の選挙では女性も大勝し、他のどの党よりも多い30議席をアイスランド議会で獲得しました。女性候補が議席の半分近くを獲得したことで、アイスランドは今や「世界で最も平等な議会」を持つと報じられています。アイスランドの国会議員で同国の海賊党の共同創設者であるビルギッタ・ヨンスドッティルに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は、詩人、活動家、ウェブ開発者で、ウィキリークスの元活動家でもあります。彼女はさらに「国際モダン・メディア協会」(International Modern Media Institution)の会長も務めています。

  • モロッコでは警察によって押収された魚を取り戻そうとした魚売りが、ごみ収集車に押しつぶされて死亡したことを受け、全土で数千人が抗議行動を行っています。ネット上で回覧されている映像には、ムフシン・フィクリが圧縮機に押しつぶされる直前に、メカジキを取り戻そうと、ごみ収集車の後部に飛び込む様子が映っています。地元の報道によると、モロッコ当局はこの時季にメカジキを売ることを禁じています。活動家たちは、ごみ収集の男たちにフィクリを押しつぶすことを命じたとして警官たちを非難しています。モロッコの北部の町アルホセイマでのフィクリの死は、ソーシャルメディア上で怒りの広がりを引き起こしています。10月最終週の集会は、2011年のアラブの騒乱中にデモを組織した「2月20日運動」(February 20 movement)の活動家たちによって呼びかけられました。フィクリの死は、2010年の「アラブの春」蜂起のきっかけとなったチュニジアの果物売りモハメド・ブアジジの死に通ずる所があります。ブアジジの。オランダ系モロッコ人の人類学者で、イギリスを拠点とする民主主義活動家のミリヤム・オラフに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は、ロンドンのウエストミニスター大学の講師で、モロッコの2月20日運動についての本を執筆中です。

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