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2016年9月1日(木)

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  • 8月31日、ドナルド・トランプはメキシコシティに出向き、メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領と会見しました。かつてトランプをヒトラーやムッソリーニと比較したペニャニエト大統領は、この会見のためにトランプ候補をメキシコに招待したことが、トランプの政治的見解を是認したものであるとして非難されています。メキシコシティを拠点とする「国際政策センター」(Center for International Policy)の「米州プログラム」(Americas Program)理事長のローラ・カールセンに話を聞きます。

  • メキシコシティから帰国して数時間後、共和党大統領候補ドナルド・トランプはアリゾナ州フェニックスで移民政策に関する重要なスピーチを行い、11月の選挙で当選した暁には、早急にメキシコとの国境沿いの巨大な壁建設に着手し、移民数百万人の国外退去処分を行うと公約しました。この熱のこもったスピーチの中で、トランプは就任後1時間以内に200万人の国外退去処分を実行すると誓いました。ワシントン・ポスト紙の分析によれば、トランプの新たな国外退去処分計画では600万人以上が即時退去の標的となります。移民正義の組織「プエンテ・アリゾナ」(Puente Arizona)のカルロス・ガルシア事務局長に話を聞きます。

  • ブラジル上院では、ジルマ・ルセフ大統領が弾劾裁判で有罪と採択され、民主的に選出された大統領の罷免が決まりました。多くはこれをクーデターだと非難しています。決議は61対20で可決されました。ルセフ大統領は今回の弾劾には憲法上の正当性はないと主張しています。ところが意外にも、同議会は42対36でルセフの政治的権利を保持する許可を採決しました。これは彼女が将来の選挙に出馬し公職につくことを許可することを意味します。怒った野党議員は、今回の決議を覆すために「最高裁に上訴する」と断言しています。ジルマ・ルセフが罷免されたことで、13年に渡るブラジルの労働者党政権は終わりを迎え、ルセフ大統領の残りの任期2年間をミシェル・テメル大統領が務めます。非常に不人気のテメル大統領は、自身も国営石油企業ペトロブラスから不正献金を受け取った疑惑で現在、取り調べを受けています。ブラウン大学のブラジル史および文化学教授ジェームズ・グリーンに話を聞きます。グリーン教授はブラウン大学の「ブラジル・イニシャティブ」理事長です。グリーンにはWe Cannot Remain Silent: Opposition to the Brazilian Military Dictatorship in the United States(『もう黙ってはいられない――米国におけるブラジル軍事独裁政権への抵抗』)を含む、複数の著書があります。

  • オバマ大統領は、破綻寸前のプエルトリコの財政を管理する連邦管理委員会のメンバー7人を任命しました。この連邦管理委員会は、少なくとも今後5年間プエルトリコ自治領の財政を管理し、700億ドル近い債務の再編を行います。メンバーは民主党員3人、共和党員4人から成り、プエルトリコの議会が組む予算を許可する権限を持つだけでなく、20社近い債権者との交渉も行います。8月31日、プエルトリコでは同地域の商工会議所主催の会議の会場となるホテル前に数百人の抗議者が集まり、会議に出席する銀行役員や企業幹部が通る道をふさぎました。一方「リファンド・アメリカ・プロジェクト」(ReFund America Project)の新報告書によれば、UBS、シティグループ、ゴールドマン・サックス、バークレイ・キャピタルなどの企業が、プエルトリコの古い債券の利子や手数料を支払うための借換債の発行で、2000年以来引き受け手数料だけでも16億ドルを稼いでいたことが明らかになっています。

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