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2015年12月9日(水)

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  • フランスのパリから中継放送中のデモクラシー・ナウ!は、パリから北へ1時間半のカレー市にあるフランス国内最大の難民キャンプを訪れています。6000~7000人が一時しのぎのテントでキャンプ生活をしています。彼らの最終目的地はイギリスで、毎晩、キャンプの住人たちは英仏海峡トンネルへ向かうハイウェイに沿って出発し、トラックや貨物自動車に飛び乗ってイギリスへの国境を越えようとします。キャンプに足止めされている21歳のシリア人、マジドに話を聞きます。マジドは最近、スーダン人の男性ジョセフがハイウェイで車にひかれて亡くなったようすを説明します。12月5日にキャンプの住民たちは、ジョセフの死亡事故を起こした車の運転手を警察が止めなかったことに抗議し、「私たちは人間だ、犬ではない」「戦争を生き延びた人間が平和に生きるためにはどうしたらいいのか?」などと書いたプラカードを掲げました。今回の難民の流出規模は第二次世界大戦以降最大です。12月7日、国際連合は現状の資金拠出では「必要最低限の最重要な保護と救命援助すら提供不可能」として、200億ドルの追加支援を呼びかけました。国連関係者は、シリア、アフガニスタン、イラク、イエメン、南スーダンにおける戦争が世界中で6000万人近い人々が避難を余儀なくされている主因のひとつだと述べました。避難民を最も多く出しているのはシリアで、現在も進行中の紛争により難民400万人が国外脱出に追い込まれました。

  • フランス北部の港町カレーの郊外に設置された国内最大の難民キャンプの住民たちは、このキャンプを「ジャングル」と呼びます。吹きさらしで、破れたテントと泥道で出来た迷路の中で、住民たちはそれぞれの母国に従って区分けされた場所を非公式な住居にしています。キャンプ内を歩くと、まるで米国の空爆対象国を地図でたどっているかのようです。イラク、シリア、スーダン、言うまでもなく、アフガニスタンもあります。キャンプ内で群を抜いて大きいのは、米軍によって14年間続く戦争から逃れてきたアフガニスタン人のコミュニティです。デモクラシー・ナウ!はキャンプ場のアフガニスタン区域を訪ね、米国史上最長の戦争を生き抜いた人々に話を聞きます。この秋、オバマ大統領はアフガニスタンのアメリカ軍駐留を無期限に延長しました。

  • 130人の死者を出した11月13日のパリ攻撃の後、フランス政府がデモ禁止を発令している中、パリの気候活動家たちは12月12日に大規模な抗議行動を予定しています。「街頭で抗議することで、私たちは、行進、抗議行動、デモ隊に対するオランド政権の厳重でご都合主義な禁止令を断固として拒否します」 とナオミ・クラインは述べました。クラインはThis Changes Everything: Capitalism vs. The Climate(『これがすべてを変える:資本主義と気候の対決』)の著者です。国連気候会議におけるクラインの重要な演説の一部を紹介します。

  • ジョン・ケリー米国務長官は12月9日の国連気候会議で演説を行い、米国は途上国が気候変動の影響に備えるための気候支援資金を2020年までに年間8億ドルに倍増すると発表しました。一方、ガーディアン紙はアメリカ、ヨーロッパ諸国および、アフリカ、カリブ海、太平洋諸国の79カ国が団結して新たな交渉圏を結成したことを明らかにしました。米国の気候交渉担当責任者のトッド・スターンが「野心高き連合」と呼ぶこのグループは、6カ月前に秘密裡に初会合を開いたと報じられていますが、中国とインドは含まれていません。ロンドンの「国際環境開発研究所(the International Institute for Environment and Development)」とバングラデシュの「気候変動・開発国際センター(the International Center for Climate Change and Development)」の気象学者でバングラデシュ人のサリーマル・ハクに話を聞きます。

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