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2015年10月6日(火)

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  • 米国と環太平洋11カ国は10月5日、史上最大の地域貿易協定である環太平洋経済連携協定(TPP)の合意に達しました。この協定は8年前から密かに交渉されていたもので、世界経済の40%を網羅することになります。バーモント州選出の上院議員で民主党の大統領候補バーニー・サンダースは、TPPを「破滅的」とする声明を出し、議会で闘うことを誓いました。TPP交渉を遅らせた原因のひとつは、製薬会社による薬品の専売権を延長する、いわゆる死刑宣告条項です。米国と製薬会社はバイオ新薬の専売権の延長を強く求めたのに対し、複数の国が高額を払えない患者への救命薬を否定することになるとして、この圧力に反対していました。妥協案には、5年から8年の専売権が含まれると報じられています。アトランタでは10月第1週、がん患者のザハラ・ヘクシャーが機密条文の中に「死刑宣告条項」が入っているかどうかを見せることを要求してTPP交渉を妨害し、逮捕されました。へクシャーから今回の彼女の逮捕と、彼女が「TPPは女性たちに正に死刑宣告をすることになる」と言う理由について話を聞きます。

  • 米国と環太平洋11カ国は10月5日、史上最大の地域貿易協定である環太平洋経済連携協定(TPP)の合意に達しました。この協定は8年前から密かに交渉されていたもので、世界経済の40%を網羅することになります。30章の機密条文はまだ公開されていませんが、草案の一部は交渉期間中にウィキリークスによって漏えいされました。オバマ大統領は議会が少なくとも90日間の審議を終えるまでは同協定に署名することができません。上院はオバマに、ファスト・トラック権限(貿易促進権限)と、議会が修正提案の機会なしで賛否投票だけをする承認権を付与しました。バーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースは2015年4月の上院の公聴会で、米国民はTPPについて理解する時間が必要だと警告してファスト・トラック権限に反対しました。彼は10月5日、次のような声明を発表しました。「消費者を苦しめ米国民の職を奪うことになる、破滅的な環太平洋経済連携協定を進展させる決定に驚くことはないまでも失望している。金融街とその他の大企業がまたしても勝利した。残りの我々は、多国籍企業が我々を犠牲にして彼らの利益を水増しするシステムを作っているのを止めさせるべき時だ」との声明を発表しました。消費者擁護団体「パブリック・シチズン」(Public Citizen)の代表ロバート・ワイスマンにTPPについて話を聞きます。

  • デトロイトの伝説的な活動家で哲学者のグレース・リー・ボッグズが10月5日、100歳で亡くなりました。彼女は1915年、中国移民の両親の元にロードアイランドで生まれ、公民権、ブラックパワー、労働、環境正義、フェミニスト運動に深く関わるようになりました。過去10年の間、グレース・リー・ボッグズはデモクラシー・ナウ!のゲストとして頻繁に登場していました。2013年、ピーボディ賞受賞のドキュメンタリーAmerican Revolutionary: The Evolution of Grace Lee Boggs(『アメリカの革命:グレース・リー・ボッグズの進化』)の公開によって、彼女はさらに注目を浴びるようになりました。この映画は、C.L.Rジェームズとの協力から、マルコムXとの組織作り、「デトロイト・サマー」(Detroit Summer)の設立まで、ボッグスの並外れた人生の物語を紹介しています。デモクラシー・ナウ!でのボッグズのインタビューとドキュメンタリー映画の抜粋を放送し、彼女の親友で世話人のアリス・ジェニングスから話を聞きます。

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