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2015年3月26日(木)

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  • 米国がイラクの都市ティクリートの空爆を開始、またアフガニスタンからの撤退を再度遅延する一方、新たな報告書でイラク戦争で約100万人が犠牲になったことが明らかになりました。ノーベルを受賞した「核戦争防止国際医師会議」(International
    Physicians for the Prevention of Nuclear War)を含むいくつかの団体は、いわゆる「対テロ戦争」の犠牲者数を、イラク、アフガニスタン、パキスタンの三か国で調査しました。調査者は「この戦争で直接または間接的に殺された人はイラクで約100万人、アフガニスタンで22万人、そしてパキスタンで8万人だった。これにはイエメンなどのその他の戦地の犠牲者数は含まれない。これは一般に信じられている、あるいは専門家や政策決定者がが把握している数の約10倍に当たる...しかも、この犠牲者数は控えめに見積もったものだ」といいます。加えて、実際の犠牲者数は200万人を超える可能性があるともしています。この報告作成に関わった2人のゲストに話を聞きます。元国連事務総長補佐および国連イラク人道問題調整官で、2000年に米主導の制裁体制に異議を唱え辞職したハンス・フォン・シュポネック。そして「社会的責任を果たすための医師団」(Physicians for Social Responsibility)サンフランシスコ・ベイエリア支部長ドクター・ロバート・グルードです。

  • 米軍はボウ・バーグダール軍曹を脱走の罪と敵前不正行為の罪で告発しました。バーグダールは2009年、アフガニスタンの陸軍基地を離れた後、タリバンに5年間拘束されました。当初、軍の報告書は、バーグダールは自らの意志で基地を離れた可能性が高いとしながらも、米軍の職務を完全に放棄するつもりがあったかを明らかにするには至りませんでした。タリバンによる拘束中、バーグダールは殴られ、拷問にかけられ、約12回逃走を試みた後、檻に閉じ込められたと語っています。2014年、バーグダールは、タリバン戦闘員5名と引き換えに解放されました。今回有罪となった場合、終身刑となる可能性があります。2008年11月から09年8月までアフガニスタンで従軍したブロック・マッキントッシュに話を聞きます。マッキントッシュは良心的兵役拒否ステータスを申し出、14年5月に除隊となりました。

  • 米国の有名博物館に対し、地球温暖化で利益を得る億万長者の寄付者との関係を断つよう呼びかける声が上がっています。気候変動を専門とする科学者や博物館の専門家、環境保護グループが共同で出した公開書簡は、科学および自然史博物館は、化石燃料企業やコーク兄弟のような個人寄付者からの資金受け取りをやめるべきだとしています。コーク産業(Koch Industries)は、燃料業界の株式を広く所有し、気候変動否定論に資金提供をしてきました。デビッド・コークは、アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)および米国立自然史博物館(Smithsonian National Museum of Natural History)の両方の理事を務めています。コークが支援しているの国立自然史博物館で最も議論の的となっている展示のひとつは、人類は気候変動への適応によって進化したという説を後押しする展示です。公開書簡の発起人は、新しい移動式の「自然史博物館」(Natural History Museum) という今までにない類の博物館です。この博物館は「自然に影響する社会政治的な力に光をあてること」を目的としています。330の科学および自然史博物館に宛てられた今回の公開書簡を作成を主導した、「自然史博物館」(Natural History Museum)の共同設立者で館長でもあるベカ・エコノモポロスに話を聞きます。そして公開書簡に署名した科学者のひとりジェームズ・パウエルにも参加してもらいます。地球科学者のパウエルは、フィラデルフィアの科学博物館フランクリン・インスティテュート(Franklin Institute)の元館長で、ロサンゼルス郡自然史博物館(Los Angeles County Natural History Museum)の館長も務めました。

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