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2015年1月16日(金)

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  • 数週間前、ローマ教皇フランシスコは世界各地の12億人のカトリック教徒に気候変動に対して行動を起こすよう訴えました。現在、教皇はフィリピンを訪問中で、同国に壊滅的な被害をもたらした台風の被災者に会見する予定です。フィリピンは1億人の人口の8割がカトリック教徒であるアジア最大のキリスト教国です。教皇は17日にタクロバン市に向かい、台風「ハイエン」(フィリピン名は、「ヨランダ」)の被災者たちと昼食を共にします。マニラからフィリピンの気候変動事務官ナデレブ・”イェブ”・サニョに話を聞きます。サニョは、最近まで国連気候変動会議でフィリピンの気候変動交渉官として活躍し、気候変動とフィリピンに壊滅的な被害をもたらした台風とのつながりを指摘しました。サニョは、教皇をエスコートするエコボランティア自転車グループの代表でもあります。このグループは、教皇が通過する沿道の清掃を監視し、カトリック教会の浪費ゼロ政策実施の徹底をはかります。

  • ローマ教皇フランシスコのフィリピン訪問続報です。フィリピンは地球温暖化の影響を最も強く受けている国です。バチカンはまもなく、気候変動に関する包括的な教義を史上初めて出すとみられていますが、今回の訪問はそれに先駆けて行われました。教皇は最近、「地球温暖化は人間の強欲と強奪が引き起こしたものだ」と繰り返し発言しています。番組のゲストは、アメリカ誌のコラムニスト、ネイサン・シュナイダーです。アメリカ誌は、イエズス会が全国的に発行しているカトリック週刊誌で、シュナイダーは同誌でカトリック教徒の気候変動への取組みの報道を担当しています。「(コモンズの概念)は、経済に関するもう一つの考え方を示すもので、カトリックの教えの中に伝統的にあったものです。教皇フランシスコは環境や創造について語っていますが、これは彼が発明したものではなく、現代の危機に対する彼の反応です。この考え方はずっと昔、聖書や創世記にまで遡ります」とシュナイダーは語っています。シュナイダーの最近記事は、「グローバルなカトリック教徒による気候運動、手遅れになる前に(A Global Catholic Climate Movement,None Too Soon)」です。彼はまた、ニュースサイト「Waging Nonviolence」のエディターで、Thank You, Anarchy: Notes from the Occupy Apocalypse. (アナーキーに感謝:オキュパイ・アポカリプスからのメモ)の著者でもあります。

  • 衛星画像と生存者の証言から、ナイジェリア北部での、アムネスティ・インターナショナルが「壊滅的な破壊」と呼ぶ、大虐殺の証拠が明らかになっています。1月初めのボコ・ハラム武装勢力によるバガと周辺地域への襲撃による死者は数百人に及ぶとみられています。隣接する2つの村を事件の前後に撮影した衛星画像から、数千戸の建物が被害を受けたり破壊されたことがみてとれます。ナイジェリア軍は150人が死亡と発表していますが、実際には2000人にのぼる可能性もあります。ボコ・ハラムには週末に起きた爆弾をゆわえつけられた少女たちによる自爆攻撃の嫌疑もかかっています。ボコ・ハラムが270人あまりの女子の学童を誘拐し、ハッシュタグ「#BringOurGirlsHome」が世界の注目を集めてから9ヵ月がたちましたが、大半の少女たちの行方はいまも知れません。ボコ・ハラムの勃興について3人のゲストの座談会をお届けします。アドテイ・アクウェイは、アムネスティ・インターナショナルUSAの対政府交渉の代表です。ロナ・ペリガルは、ヒューマンライツ・ウォッチ アフリカ部門の副局長です。ホレイス・キャンベルは、シラキューズ大学のアフリカン・アメリカン研究と政治学の教授です。「ボコ・ハラムの闘いは、ナイジェリアから採掘される1日に1万バレルの石油と、その利益数十億ドルを誰が管理するのかをめぐる闘いなのです」とキャンベルは語ります。キャンベルには、「ボコ・ハラムの脅威とナイジェリタの原理主義(The Menace of Boko Haram and Fundamentalism in Nigeria.)」はじめ、アフリカの政治に関する多くの著述があります。

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