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2014年10月27日(月)

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  • ニューヨーク州とニュージャージー州の両知事は、西アフリカから帰国した医療従事者に対する新たな隔離措置について、無効にするよう国から圧力を受けています。この措置は、エボラウイルスへの感染の恐れがある渡航者を21日間隔離するというものです。米ホワイトハウス高官らは先週末、この措置により、西アフリカでのエボラ出血熱対策への医療従事者の参加が妨げられる恐れがあるとして、ニュージャージー州知事クリス・クリスティーとニューヨーク州知事アンドリュー・クオモに働きかけを行いました。クオモは26日夜、医療従事者らを自宅に隔離することも可能とし、措置をやや緩和することを表明しました。シエラレオネからニュージャージーに帰国した看護師のケイシー・ヒッコックスは、この措置により隔離された初めての医療従事者です。ヒッコックスは、エボラ出血熱の検査で陰性の反応が出たにもかかわらず、ニューアーク病院内の隔離されたテント内で隔離され続けています。彼女は、この措置が自らの憲法上の権利を侵害したとして、21日間の隔離について法廷で争う姿勢を示しています。国境なき医師団(MSF)の看護師で、エボラ出血熱対策に参加していたギニアから帰国したばかりのカリッサ・ギルドに話を聞きます。

  • 世界保健機関(WHO)は、確認されている1万人のエボラウイルス感染者のうち、5,000人近くが死亡したと述べています。しかし、エボラ流行が最も深刻なギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では、実際の死者数ははるかに多い可能性があります。エボラウィルスは今、ギニアとリベリアに隣接するコートジボワールにまで及ぼうとしています。WHOは、コートジボワールとマリへ専門家を派遣し、ウイルス発生の可能性に備え始めています。一方で米国では、病院職員によるとニューヨークで初のエボラ出血熱患者となったクレッグ・スペンサー医師は現在ベルビュー病院で治療を受けており、容体は深刻だが安定しているとのことです。スペンサーは、国境なき医師団と共にギニアでエボラ出血熱患者の治療にあたった後、最近帰国していました。24日、ニューヨーク州政府とニュージャージー州政府は、エボラ出血熱が猛威を振るっている西アフリカ諸国から帰国した医療従事者らを無条件に隔離することを発表しました。エボラ出血熱危機について、経済専門家の第一人者であり、流行するエボラ出血熱に立ち向かうためギニア政府と連携しているコロンビア大学地球研究所所長のジェフェリー・サックスと、ジョンズ・ホプキンズ大学の生命倫理と公衆衛生学の教授ナンシー・カスの2人のゲストに話をききます。

  • ペンシルベニア州知事トム・コーベットが、受刑者の言論の自由を踏みにじるとの批判もある法案に署名し、この法律が成立しました。「再被害救済法」(Revictimization Relief Act)は、被害者に「精神的苦痛」を与える恐れがあると裁判官が判断した際に、受刑者や元受刑者の公の場での発言を検閲することを認める法律です。州内で最も有名な受刑者である、ジャーナリストで元ブラックパンサー党員のムミア・アブ=ジャマールが今月、バーモント州のゴダード大学の卒業式で、卒業予定の学生たちに向けて録音演説を行った後、同法は提出されました。この演説は、アブ=ジャマールが殺害したとの判決が下された警察官ダニエル・フォークナーの妻により反対されました。アメリカ自由人権協会ペンシルべニア州支部は、この新法を「範囲が広すぎて、かつ曖昧であり、米国憲法修正第1条の下、合憲性審査を通ることはない」と批判しています。刑務所内から発言したアブ・ジャマールは「この法案に署名し、法律にすることで(コーベット州知事は)州知事としての、また弁護士としての宣誓に違反した」と述べます。

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