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2014年10月24日(金)

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  • 本日は歴史的な街オーストリアのウィーンからの放送です。2009年オバマ大統領は近隣のチェコ共和国で歴史的な「非核演説」を行いました。この演説で核武装解除の取り組みが宣言され、これがオバマにノーベル平和賞が授与された理由の一つとして言及されました。しかし核武装反対の運動家たちによれば、その後の進展はほとんどありません。ニューヨーク・タイムズ紙の最近の調査では、米国は今後30年間にわたり、1兆ドルをかけて核兵器と施設のアップグレードすることになりそうです。10月には国連で150ヶ国以上が共同声明に署名し、核保有国に対し12月にウィーンで開催される核兵器の人道的影響に関する、第3回目の主要会議への出席を呼びかけました。米国は、この会議に一度も出席したことがありません。「武装解除と非拡散を求めるウィーンセンター(Vienna Center for Disarmament and Non-Proliferation)」のエレナ・ソコヴァ事務局長に話を聞きます。

  • ウィーンからの放送です。ウィーンでは世界6大国が11月を最終期限としてイランとの核交渉を行い、西側による制裁緩和と引き換えにイランの核計画を抑制させようとしています。10月初め、国際原子力機関(IAEA)はその報告書の中で、イランが暫定契約での公約を果たしていると報告しました。ところが、西側外交官たちは、イランが核兵器製造を意図した高性能爆弾の実験を実施し、それに関する情報の提供を拒否していると主張しています。この実験に関する情報は、IAEAが調査中の情報文書に含まれているとされていますが、その文書の信憑性は検証されておらず、IAEA関係者の少なくとも1人は、その文書の信憑性に対し懸念を表明しています。本日のゲスト、ロバート・ケリーは、2003年にIAEAイラク・アクション・チームの一員でした。その後、「事実を言わないことが、流血の惨事をもたらすことを身をもって学んだ」として、公に意見を述べています。

  • 米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンについてのドキュメンタリー映画Citizenfour(『シチズンフォー』)が米国で劇場公開されますが、本日はスノーデンが漏えいした情報が欧州でのオンライン・プライバシーをめぐる論義に与えた影響を検証します。オーストリアの新聞 デア・シュタンダールト(Der Standard)は、世界各地から数千人の外交官が在住しているウィーンで、NSAが電子通信の7割近くにアクセスしたと報じています。スノーデンが漏えいした情報から、米国が数百万人のドイツ人の通信を監視し、アンゲラ・メルケル首相の携帯電話を傍受していることを知ったドイツは、2014年の初めに在ドイツ米国情報機関の幹部を国外追放しました。また、欧州司法裁判所は、欧州市民の通信データを最長2年間保存することを電子通信会社に義務づけていた規制を廃止しました。これはデジタル・プライバシーにとっての勝利です。奇しくもこの裁決が下された日に、スノーデンはモスクワから欧州評議会議員会議に向けて演説を行いました。「欧州デジタル・ライツ(European Digital Rights)」代表のアンドレアス・クリシュに話を聞きます。

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