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2014年10月15日(水)

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  • ダ ラスのテキサス・プレスビテリアン病院で、エボラ患者トーマス・エリック・ダンカンの治療に携わった2人目の医療従事者から、陽性反応が出ました。米疾病 対策センターは、同病院でまだ危険の恐れがある「大勢の」医療従事者を特定したところでした。エボラ患者は、ネブラスカ医療センターとボストンのベス・イ スラエル・ディーコネス・医療センターでも治療を受けていますが、いまのところ、ウィルスに感染した医療従事者は出ていません。一方、米国最大の看護師組 合「全米看護師連合(National Nurse United)」は、全米各地の病院は概ねエボラ患者を受け入れる態勢が整っておらず、医療従事者への適切な訓練を怠り、必要な防護装備を提供していないと述べています。14日の電話での会見で、同組合の共同議長デボラ・バーガーは、ダラスの病院で看護師たちが薄っぺらな医療服の隙間を医療テープで塞いで使っており、首と頭部をむき出しにしたまま激しい下痢と噴出性嘔吐を伴う患者の手当てを行うことに不安を覚えていると述べました。全米看護師連合の共同代表で、ボストンの集中治療室看護師でもあるカレン・ヒギンズがゲストです。デモクラシー・ナウ!の共同司会者で、ニューヨーク・デイリーニュース紙の最新コラムで看護師たちの懸念について報道したフアン・ゴンザレスにも話を聞きます。

  • エボラの新規感染率は地域によってはゆるやかになってきましたが、世界保健機構(WHO)では、これをもって成功と見るのは時期尚早としています。WHOの最新の予測では、12月までに毎週5000~10000人の新規感染率に達する可能性があります。 国連エボラ緊急対応支援団代表は、国連安全保障理事会の会合で、国際社会が実施している措置は、この致死的疾患を食い止めるに充分ではないと述べました。 ジョージタウン大学の大学教授で、同大学オニール全米&グローバル保健法研究所所長でもあるローレンス・ゴスティンは、「国際的な人道と保健医療の危機だ」と言います。ゴスティンは、医療の民営化が、利用可能なワクチンが利用できなかったり適切な処置を受けられないなど、米国のエボラ対応を阻害していると指摘します。「米国の技術革新の多くは民間セクターによって推進されていますが、彼等の視点からみると、エボラは感染が予測される病気ではなく、エボラに感染するような人は貧困層で支払いができない人たちなのです」と語ります。全米看護師連合の共同代表カレン・ヒギンズもゲストです。

  • メキシコ南部のヘレロ州では警察による奇襲攻撃後、2週間以上も行方不明になっている教員養成大学の学生43人の失踪をめぐり抗議行動が続いています。20人以上の警察官が、麻薬ギャング団「ヘレロ連合(Guerreros Unidos)」に協力したとして勾留されています。このギャング団は市長ともつながりがあり、市長は逃走中です。集団埋葬地が10カ所発見され、学生たちの安否が気遣われていますが、メキシコの司法長官は14日、これまでに検視された28遺体のいずれもDNA判定は失踪中の学生のものではなかったと発表しました。「長年にわたり、こういった学校はまるで犯罪者のように扱われてきました。今回の襲撃もその表れです。現在のメキシコ政府は麻薬カルテルとの癒着がひどく、国家と麻薬カルテルの境目がわからないほどです」とタナリス・パディーラは言います。ダートマス大学で中南米史を教えるパディーラ准教授は、メキシコの農村地帯の師範学校の歴史に関する本を執筆中です。こういった学校は、教育システムが取りこぼしている低収入層の学生に教育機会を提供しており、政治的急進主義によって政治弾圧を引き起こした過去の伝統を引きずっていると、パディーラは言います。メキシコシティの法学生で活動家のバレリア・ハメルもゲストです。メキシコシティでは学生たちが、行方不明の学生達の生還を求めて、48時間のストライキを行っています。「(行方不明の)学生たちは地域社会で活動を行っていました。ですから失踪は、政治的なものだと思います」とハメルは語ります。

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