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2014年10月7日(火)

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  • シエラレオネは、西アフリカのエボラ出血熱感染拡大へ対処するための、さらなる国際的援助を求めています。同国は10月4日、4ヶ月以上前に初の感染が認められて以来、1日の死亡者数としては最大規模の121人の死亡者を記録しました。シエラレオネだけで、これまでに少なくとも678人が死亡し、西アフリカ全体の公式死亡者数は3400人に達しています。オバマ大統領は10月6日、米政府はエボラ感染の疑いがある人々を発見するための航空機乗客への検査についての更なる規則作りをしていると述べましたが、西アフリカへの渡航禁止については否定しました。一方、米国内で初めてエボラ出血熱と診断された患者のトーマス・エリック・ダンカンは、ダラスの病院で依然、重体の状態です。ダンカンの症例への対処は、米国の病院がいかに米国内のエボラ感染対処に備えているかに疑問を投げかけています。外科医でベストセラー書の著者であり、米国で最も影響力のある医療政策執筆者の一人であるといわれるアトゥール・ガワンデに話を聞きます。「我々の対応は情けないものでした」とガワンデは言います。「我々は何の実質的な対応もしませんでした。アフリカ大陸外での初感染者が米国だったことは、向こうで起こっていることは我々にも関係があるということを気付かせる契機になったという点では、よかったことかもしれません。エボラは、基本的な公衆衛生対策があれば、極めて高い確率で防止可能な病気です」。

  • 医学の進歩をよそに、人生の最後にどう備えるかについて根本的な変革を求める新しい本が出版されました。Being Mortal: Medicine and What Matters in the End(『死を受け入れる:医学そして臨終のときに重要なこと』)の中で、医師のアトゥール・ガワンデは、命を延ばすことに固執することで、死に近づいた患者にとって何が大切かということがおろそかにされることがある主張しています。「医学によって、死というわれわれの運命についての数世紀にわたる経験や伝統、言説が時代遅れなものとされてしまいました」と、ガワンデは書いています。「老化と死の経験を正面から見ることを避けることは、人に与える危害を大きくし、彼らがもっとも必要とする基本的安らぎを無視することでもあったのです」。ボストンの「ブリガム・アンド・ウィメンズ病院」(Brigham and Women’s Hospital)の外科医であるガワンデは、ニューヨーカー誌の高く評価されているスタッフ・ライターで、ハーバード大学医学大学院の教授です。Being Mortal(『死を受け入れる』)は、彼のベストセラー『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』に次ぐ、彼の4冊目の本です。

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