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2013年12月26日(木)

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  • 米国で最も愛される劇団のひとつが今年創立50年を迎えます。ニューヨーク市で1963年に設立されたブレッド・アンド・パペット劇団(Bread and Puppet Theater)は最初から、子どものための人形劇から劣悪な住宅事情に抗議する作品まで幅広い上演を行いました。高さ約6メートルにも及ぶ巨大な人形を囲んだ同劇団の行進は、ベトナム戦争反対デモの恒例となりました。「われわれの劇団には脚本家はいません。毎日のニュース、この恐ろしい出来事すべてが、われわれの脚本となるのです」と創設者ピーター・シューマンは言います。「私たちがどうしてもやりたかったからというよりは、やむを得ずやっているのです。というのも、どうしようもないマスコミが報道しないからですよ。マスコミというのは報道することより、見落とすことで成り立っているようなもんです。」1970年代の初めに、ブレッド・アンド・パペットはバーモント州グローバーに拠点を移し、そこで干草小屋だった建物を操り人形の博物館に作り変えました。今日、ブレッド・アンド・パペットは、米国でもっとも長く続いている独立採算の非営利劇団です。核兵器から国内大量監視活動に至るまで、われわれが直面している危機的な政治的テーマを劇団はどのように扱うのか、番組の残り時間いっぱいシューマンに話を聞きます。もうすぐ80歳の誕生日を控えるシューマンは、なぜ引退しないか、そして社会における高齢者の立場についても話してくれます。

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