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2013年10月28日(月)

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  • 新たに報じられた米国家安全保障局(NSA)によるスパイ活動がドイツ、フランス、スペインで激しい怒りを巻き起こす中、ワシントンD.C.で26日、政府による監視に抗議して数千人がデモ行進を行いました。デモ組織者らは、エドワード・スノーデンによる暴露が公になった6月以降に行われたNSAの監視に対する抗議行動の中で、最大規模のものだったと話しています。元米司法省倫理顧問で現在は政府説明責任プロジェクトに従事するジェスリン・ラダックが読み上げた、エドワード・スノーデンからのメッセージをお届けします。また、NSAが行っていた令状なし盗聴プログラムに関する情報を公表した疑いをかけられた後、スパイ罪で起訴されたNSA内部告発者トーマス・ドレイクと、共和党の元ニューメキシコ州知事のゲーリー・ジョンソンのスピーチもお届けします。

  • NSAが早ければ2002年から、アンゲラ・メルケルがドイツ首相に就任さえしていなかったころから、メルケルの電話を監視していたと報じられたことを受け、前週末にかけて、米政府による独政府の盗聴をめぐる論争が大きくなりました。NSAは、ゲルハルト・シュレーダー前首相がイラク戦争への支持を拒否した後、シュレーダー前首相に対するスパイ行為もしていました。在ベルリン米大使館で活動するNSA職員は、調査結果をホワイトハウスに直接送っていたとされています。オバマ大統領は、このスパイ行為を知っていたらやめさせていたという先週の発言に相反して、2010年には既にメルケル首相の電話を盗聴していることを知らされていたと、ドイツのタブロイド紙ビルドは報じています。また別の新たな暴露として、スペイン紙エル・ムンドは、NSAが昨年1か月間でスペイン国内の6千万件の通話を記録していたと報じています。ドイツとフランスの国会議員の代表団は現在ワシントンを訪れており、自国で行われた米政府による諜報活動に対する回答を迫っています。エドワード・スノーデンによる暴露を最初に報じたジャーナリストのグレン・グリーンウォルドと、最近の暴露について話し合います。

  • エドワード・スノーデンの告発を初めて報じたジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドは英紙ガーディアンを去り、eBay創設者で大富豪のピエール・オミダイアが出資している新規メディア事業に参加します。「(異議を唱えるジャーナリストたちは)通常は組織の力の外にいますが、この事業は、そういった種のジャーナリズムを容認するのみならず、それらを可能にし、保護、強化し、力を与えることを目的にした十分な資金と力を持ち、しっかりと防護された機関を作ることができるということなんです。われわれが選ぶ人たちは全員、敵対的ジャーナリズムという同じ考え、つまり最も強力な勢力に説明責任を課すことを恐れずに、政府や企業からの脅しにひるまずに行うことが重要だという考えを持つ人たちになります。ジャーナリズムがどのように理解され、どのように実施されるのかを形作る上で並外れた勢力になると思います」とグリーンウォルドは語ります。

  • 米銀JPモルガン・チェースは、住宅ローン担保証券(MBS)への調査をめぐり、130億ドルの罰金を支払う米国史上最大の和解で合意に達する見通しです。5年前、住宅ローンを操作して数百万人の米国民を破産や差し押さえに追いやるなど、同行の高リスクな行動は金融危機の一因となりました。JPモルガンと米政府の暫定合意は税引き後に大幅に低額──合意した金額の大半は課税控除の対象となるため、90億ドル近く──になる可能性もあります。この合意後には、司法省と現在交渉中のさらに大規模な合意が続く見通しです。多くのメディアは、この取引は銀行にとって不公平なものだと報じています。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、政府がオバマ政権の「左派ポピュリストの仲間たちを満足させるため」に、JPモルガンの年間純益の半分を「没収」したと説明しています。 一方でNYポスト紙は、見出しを「UNCLE SCAM: U.S. Robs Bank of $13 Billion.(詐欺おじさん:米政府が130億ドル銀行から盗む)」とし、 一種の銀行強盗だと表現しています。金融アナリストで人気ファイナンスブログ「ネーキッド・キャピタリズム(Naked Capitalism)」の創設者イブ・スミスに話をききます。スミスはECONned: How Unenlightened Self Interest Undermined Democracy and Corrupted Capitalism(『ECONned:浅はかな私利が民主主義をいかに損ない、資本主義を壊したか』)の著者です。

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