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2013年8月6日(火)

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  • 米司法省は、麻薬取締局内(DEA)の問題視されているある部署についての審査を始めました。同部署は麻薬犯罪に関わる米国人を標的に、秘密の米国内監視術を使っており、そこには国家安全保障局(NSA)によって集められた情報も含まれています。ロイターが発表した一連の記事によると、局員らは証拠の出所を、被告側弁護士だけでなく、時には検察側と判事からも隠すために、調査過程を作り直すようするよう指示されています。「今話しているのは、麻薬取引や組織犯罪、マネーロンダリングといった一般的犯罪です。国家安全保障に関わる犯罪について話しているわけではないのです」と、ロイターの記者ジョン・シフマンは言います。「ドラッグ・ポリシー・アライアンス」(Drug Policy Alliance)の代表イーサン・ナーデルマンは、今回の件はDEAの最新のスキャンダルにすぎないと言います。「今回の件が、40年経って議員らがようやく、今がまさにDEAを綿密に取り調べるべき時だと気付く警鐘になればいいと願っています」。

  • カリフォルニア州リッチモンドにあるシェブロン社の製油所の大規模火災が、サンフランシスコの北東10マイルにわたって毒煙霧を撒き散らしたのは1年前の2012年のことでした。この影響で、1万5000人以上の人々が呼吸困難で医療手当てを受けました。シェブロン社は8月6日、州と郡の検察側との司法取引の一部として、同火災に関連する6件の刑事責任を認め、今後数年の追加監視に応じること、罰金・賠償金200万ドルを支払うことに合意しました。この2日前の8月4日、数千人の人々がシェブロン社の工場の安全問題を非難し、化石燃料に代わる再生可能エネルギーを求めてデモを行いました。「リッチモンドのコミュニティは、私たちの健康と安全だけでなく、私たちの地球の持続可能性にも影響を与えるこうした有毒物質に晒されなくてはならない謂れはないし、甘受するつもりもありません」と、リッチモンドの市長ゲイル・マクラフリンは言います。リッチモンド市議会は8月第一週、「長年にわたって継続された怠慢と、ずさんな監視、必要な安全検査と修理に対する企業全体の無関心」を理由に、シェブロン社に対して訴訟を起こすことを可決しました。

  • カリフォルニア州のある町が、一連の不動産物件差し押さえによる危機に対する取り組みで、大きく報道されています。リッチモンド市では、住宅ローン債務者のほぼ半数が支払い不能に陥っています。リッチモンドは8月第1週に大きな一歩を踏み出し、困窮している住宅所有者のローンの買取を大手銀行やその他の金融業者に持ちかけた全米最初の都市となりました。市議会で4月に承認された計画では、市は、ローンを調整し、差し押さえを回避して家族が持ち家に居続けることができるように、土地収用権を使ってローンを購入することができます。「銀行は私たちのコミュニティに略奪的な住宅ローンを売りつけておきながら、こうした危機に対する何の解決も持ち合わせていません」と、リッチモンドの市長ゲイル・マクラフリンは言います。「私たちは、こうした問題のあるローンを銀行の手から取り上げることで介入しています。銀行には、これらの債権に対する公正な市価は払っていますよ。そうしておいて、その家の持ち主と一緒になって、現在の家の価値に沿ったローンの借り換えや調整に取り組んでいるのです。私たちは銀行に対し、こうしたローンを自発的に私たちに売ることを求めています。彼らが協力しないのであれば、土地収用権を使うことも考えるつもりです」。

  • オバマ大統領は8月6日、“住宅復興”を掲げてアリゾナ州フェニックスに向かいます。ジャーナリストのローラ・ゴッテスディーナーに、住宅差し押さえが招いた危機の壊滅的な後遺症と、いわゆる「復興」のうちのどれほどが、差し押さえられた数十万の住宅を大手の未公開株式投資会社が買い上げた結果によるものなのかについて話を聞きます。2007年以来6年間で、全米の1000万人以上の人々が自分たちの家から立ち退かさせられました。彼女の新著A Dream Foreclosed: Black America and the Fight for a Place to Call Home(『差し押さえられた夢:ブラック・アメリカと家を求める平和への闘い』)は、フォークロージャーに立ち向かう4つの家族に焦点を当てています。「銀行は、米国建国当初から続いている、融資と住宅提供における差別の、より大きな歴史的経緯につけ込んだのです。銀行は赤線引きがされていたコミュニティに意図的に向かいました。赤線引きは、連邦住宅局が、マイノリティ地域には、いかなるローンを貸すことも保証することも認めないという政策で、この政策は1960年代まで20世紀のほとんどの期間続いていました」と、ゴッテスディーナーは言います。「銀行はこの歴史的現実につけ込んで、こうしたコミュニティに対して最悪中の最悪のローンを押し売りしたのです。みんなそれが払いきれない借金だと分かっていました。もちろん金融業界も分かっていました。」

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