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2013年6月27日(木)

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  • 結婚権の平等への歴史的勝利で、米最高裁判所は結婚防衛法(Defense of Marriage Act/DOMA)を無効とし、カリフォルニア州における同性婚復権への道を開きました。5対4の判決で、1996年に当時のクリントン大統領が署名した結婚防衛法は違憲としました。これで法的に婚姻している同性カップルは、異性婚カップルと同じように連邦政府が提供する1100の便宜を受けられることになります。最高裁はまた、カリフォルニア州での同性婚を禁じる州憲法修正提案8号(Proposition 8)支持者が、同法を違憲とした下級法廷の判決に対して上訴する法的根拠は無いとしました。これで事実上、全米最大の人口を持つ同州での同性婚に青信号が出た形となります。州憲法修正提案8号に施行以前の同州での結婚の自由を確立した、カリフォルニア結婚裁判の2人の原告スチュワート・ギャフニーとジョン・ルイスに話を聞きます。ふたりは26年共に過ごし、2008年、州憲法修正提案8号通過前に結婚しました。両者とも「マリッジ・イクウォリティーUSA」(Marriage Equality USA)に所属、ギャフニーは広報部長、ルイスは法律関係の部長を勤めています。「事実としては最高裁は昨日の2件の判決で法を大きく前進させたわけですが、同時にそれは対話向けての大きな動きでもあるのです」とギャフニーは言います。

  • ひきつづき同性婚と権利の平等の話題として、結婚権の平等問題をめぐって分断されるアフリカ系アメリカ人社会を描いた新作映画を紹介します。教会の指導者たちの長年にわたる反対にも関わらず、結婚権の平等維持を問う2012年のメリーランド州投票で黒人教会が担った重要な役割にこの映画は注目しています。2014年にPBSテレビで放送予定のThe New Black(『新世代の黒人』)は、AFIドキュメンタリーで観客賞を受賞したばかりで、今週末にはサンフランシスコでの全米最大のLGBT映画祭「フレームライン」(Frameline)で上映予定です。同作の監督ヨルーバ・リッチェンに話を聞きます。「メリーランド州では黒人教会は大きな影響力を持っています」とリッチェンは言います。「彼らが積極的に関わりはじめたことで、はじめて市民が投票で結婚権の平等維持を支持するという事象がメリーランドで起きたのだと思います。」

  • 中絶権支持者らとと代議員によって、テキサス州内の中絶を行う病院ほぼ全てを閉鎖に追いこもうとしていた法案が破棄されたほんの数時間後、同州のリック・ペリー知事は、7月1に臨時議会を再度召集すると発表し、同法案を復活させました。「テキサス州民にとってあまりにも重要仕事が未完で残っているの」とペリー知事は言っています。「テキサスの人間は命を尊び、女性とこれから生まれてくる子どもを守ることを望んでいます。」知事のこの動きは、ウエンディ・デービス州上院議員が共和党員に中断されるまで、11時間近く続けた議事妨害演説によって得られた成果を無効にしてしまう可能性をはらんでいます。その共和党によってデービスの演説が遮断されると、ほかの代議員と傍聴していた抗議者たちが後を引き継ぎました。民主党議員らによる抗議発言と傍聴者の歓声によって、午前0時の議会の正式終了まで議会の進行を阻止したのです。共和党議員は、それでも同法は通過したと主張しましたが、同州デビッド・デューハースト副知事は最終的に投票は時間オーバー後に行われたと認め、それは「ウォールストリート占拠運動方式の無法暴徒作戦」のせいだと非難しました。しかし現場で目撃した人々は、「民衆の議事妨害」という言い方を好むようです。米国家族計画連盟(Planned Parenthood Federation of America)のセシル・リチャーズ会長に話を聞きます。リチャーズ理事長は6月26日、元テキサス知事で同じく女性の権利を一貫して弁護しつづけた母、故アン・リチャーズのポートレートが飾られる同州議会議事堂に駆けつけ勝利宣言を行いました。「この法案は、全米でわれわれが戦ってきた中でももっとも極端なものです」とリチャーズは言います。「(ペリー知事は)テキサスの女性よりも、自己の政治的思惑を優先しているのです」

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