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2013年5月14日(火)

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  • 服役中の弁護士リン・スチュワートの健康状態が悪化してることから、彼女を早期釈放させようとする支援が高まっています。スチュワートが服役している刑務所の所長は司法省に、彼女を釈放し、ニューヨーク市の「スローン・ケタリング癌センター」(Sloan-Kettering Cancer Center)に入院させるよう提言しました。孫もいる、この73歳の服役囚は、リンパ節や肩、骨、肺にまで転移して広がっているステージ4の癌と闘っています。スチュワートは、テキサスのフォートワース近郊の連邦刑務所で10年の禁錮刑に服しています。彼女は2005年、勾留中の依頼人、“盲目のシャィフ”として知られる、エジプト人のイスラム集団精神的指導者オマール・アブデル=ラーマンの代理としてプレスリリースを配布したとして有罪になりました。アブデル=ラーマンは、1995年にニューヨークの複数の観光名所の爆破計画に関与した罪で終身刑に服しています。元司法長官ラムゼイ・クラークと、記者に許可された初の対面取材で連邦刑務所でリン・スチュワートにインタビューし、テキサスから戻ったばかりのデモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツに話を聞きます。スチュワートの釈放を求める声が高まっているこの時期、連邦刑務局は末期症状の囚人たちの釈放を拒否していることに対し、ますます強い批判を受けています。司法省の監査官からの最近の報告によると、同局の温情に基づく特別釈放プログラムは「管理がずさんで、実施は一貫性を欠いている。その結果、資格のある囚人たちは釈放を考慮されず、末期症状の囚人たちは要望が通る前に亡くなっている」とされます。

  • AP通信社は、米司法省がジャーナリストたちの膨大な量の電話記録を極秘に入手したと述べ、同社最高経営責任者は「大規模で前例のない侵害」として非難しました。オバマ政権は、個々の記者の職場とプライベートの電話番号の通話記録、ニューヨーク市、ワシントンDC、コネティカット州ハートフォードの同社のオフィスの代表番号、連邦議会下院の記者室の同社の代表番号の通話記録を入手しました。100人以上の記者がこれらのオフィスで働いています。記録は2012年の4月から5月にかけてのものでした。記録を入手された人の中には、マット・アプッゾ、アダム・ゴールドマン他、3人の記者と1人の編集者が含まれていました。この全員が、テロの計画を止めたとされる、イエメンでのCIAの作戦の詳細を明らかにした2012年5月7日の記事に関わっていました。AP社は、政府の要求に従い、この記事の公表を遅らせていました。「報道機関の自由に対するひどい侵害のようにみえます」と、1967年から1969年まで司法長官を務めたラムゼイ・クラークは言います。「一般の民衆や、報道機関に情報を提供する人々が、国家権力が自分たちの会話を聞いたり押収したりできることを前提としなければならないとしたら、報道機関を有効に運営することなどできないでしょう。」

  • 感染症の専門家で医療人類学者であるポール・ファーマー医師は、地球上の最貧地域に良質の医療をもたらす活動をしていることで、世界的に知られています。ファーマーは25年以上前、ハイチの中心部で無料の医療を提供する慈善団体「パートナーズ・イン・ヘルス」(Partners in Health)の設立に貢献しました。パートナーズ・イン・ヘルスは現在、現地の団体と協力し、ハイチやその他の世界中の国々で、HIV/エイズや結核、マラリアなどの患者を治療しています。ノーベル平和賞を受賞した南アフリカのデズモンド・ツツ大主教は彼を「地球上で最も貧しく、最もひどく病気に苦しむ人々の最も重要な擁護者、代弁者の一人」だと言います。ファーマーの前著Haiti After the Earthquake(『地震後のハイチ』)には、数十万の犠牲者を出した2010年1月の壊滅的な地震の後の甚大な被害と、進行する復興への取り組みが描かれています。彼の最新刊To Repair the World: Paul Farmer Speaks to the Next Generation(『世界を修復すること:ポール・ファーマーが次世代に向けて語る』)は、10年以上前からファーマーが大学の卒業生のために行っている卒業式のスピーチの数々をまとめたものです。この中でファーマーは、長年にわたり彼自身の仕事の指針となってきたアプローチ--社会正義への不断の献身と世界の貧困層との連帯--を通して、グローバルな問題に取り組むよう一貫して促しています。ファーマーから、地域密着型の医療アプローチが米国の医療制度の修復に役立つ理由、ルワンダで市民の生活を大きく向上させたモデル過程について、また、地震後のハイチが抱える非常に大きな健康問題にどう取り組むかについて話を聞きます。

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