« 前  

2013年4月26日(金)

  次 »
  • 米警備当局が、ボストン・マラソン爆弾事件を防ぐことができたかもしれない警告に注意を払わなかったのではないかという疑惑が膨らんでいます。兄タメルラン・ツァルナエフ容疑者が実は米国の諜報レーダーに引っかかっていたというニュースが流れて以来、連邦機関には捜査における優先事項を見直すべきだとの声が多く寄せられるようになっています。特に犯罪誘発のワナに当たるとも批判されるおとり捜査を、もっと重要視せよと言う声です。この1月に出版されたThe Terror Factory : Inside the FBI’s Manufactured War on Terrorism(『テロ工場:FBI産テロ戦争の内幕』)の著者トレバー・アーロンソンに話を聞きます。彼はフロリダ調査報道センター(Florida Center for Investigative Reporting)の共同代表でマザー・ジョーンズ誌の寄稿記者でもあります。最新記事はHow the FBI in Boston May Have Pursued the Wrong 'Terrorist'(『ボストンのFBIが間違った「テロリスト」を追っていた可能性について』)という見出しで、「ツァルナエフのロシアへの6カ月間の旅行がいま捜査員たちの主要な関心事だが、FBIは彼の追跡をやめると決めた一方で、遠隔操作の飛行機で首都を攻撃するという突拍子もない計画を立てていた、今回事件とは関係のない若いムスリム男性へのおとり捜査を実行した」と書いています。

  • 南部ジョージア州の高校生グループが卒業パーティー(プロム)が人種別であることに異議を唱える歴史的な行動を起こしています。生徒たちの努力に加えて全米黒人地位向上協会(NAACP)などの団体の支持もあって、ウィルコックス・カウンティ高校では初めての人種統合プロムを27日の土曜日に開催することになりました。ブラウン対教育委員会裁判で全米の学校システムから人種差別を撤廃するという判決が出てから60年近く経っています。同高のプロムはこれまで私的なグループによって主催されてきており、白人向けの「ホワイト・プロム」を後援する親たちはアフリカ系の生徒の出席を断ってきたのです。地元自治体当局は、人種別のプロムが続いてきたのは私的に開催されるため学校区の管理外にあるからだと説明しています。このニュースはソーシャルメディアを通じてあっという間に拡散し、オーストラリアや韓国といった遠くの国々からも人種統合プロムへの支持や寄付が集まっています。この人種統合プロム開催に尽力する生徒2人に話を聞きます。マレシア・ラッカーとブランドン・デイビスです。またマレシアの試みを支援してきた母親トニ・ラッカーとも話します。さらに1957年にアーカンソー州リトルロック・セントラル高校での人種差別撤廃を進めて「リトルロックの9人」と呼ばれたグループに当時14歳で参加したカーロッタ・ウォルズ・ラニアの最近のインタビューを抜粋で放送します。

  • 独占放送です。モハメッド・アリの闘争の人生を描いた新作ドキュメンタリー映画から抜粋を放送します。映画はイスラムへの改宗やベトネム戦争での兵役の拒否、それに伴うボクシング界からの追放と最終的にリングに復帰するまでの数年にわたる道のりを描いています。アリはスポーツ史上最も偉大なボクサーであるといわれます。徴兵を忌避して良心的兵役拒否者になったとき、彼は禁固刑を言い渡されヘビー級チャンピオンのタイトルも剥奪されました。連邦最高裁判所まで争って投獄は免れましたが、ボクシングの試合への出場許可を取り戻すまでに4年もかかったのです。映画The Trials of Muhammad Ali(『モハメッド・アリの試練』【訳注:trial には裁判、試合の意も】)は今夜、ニューヨーク市のトライベッカ映画祭で世界プレミア上映されます。番組ゲストのビル・シーゲル監督は「これはボクシング映画ではありません。でも闘争の映画ではあります。これは旅の映画です。彼の旅であると同時に私たちの旅の映画でもあってほしいですね」と言います。エグゼキュティブ・プロデューサーのゴードン・クインにも話を聞きます。

Syndicate content