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2013年1月11日(金)

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  • 元金融規制担当官ウィリアム・ブラックとローリング・ストーン誌のマット・タイビ記者がティモシー・ガイトナー財務長官の後任としてオバマ大統領が指名するジャック・ルーの経歴について分析します。現在大統領首席補佐官のルーは2006年から08年の金融危機当時までシティグループの重役でした。クリントン政権では行政管理予算局長を務め、金融規制緩和を推進しました。当時クリントン政権の下で2つの重要な金融規制緩和が実現しました。1999年の金融業務近代化法と2000年の商品先物近代化法です。ウィリアム・ブラックは知的犯罪の研究者で元上級金融規制官でThe Best Way to Rob a Bank Is to Own One(『銀行強盗の最良の方法は銀行を持つこと』)という著書もあります。ローリング・ストーン誌寄稿編集者のタイビはGriftopia : A Story of Bankers , Politicians , and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力略奪』)の著者です。

  • 金融業界を救済した莫大な支援措置から4年、ローリング・ストーン誌のマット・タイビと元上級金融規制官ウィリアム・ブラックとともに金融セクターの現状を見ていきましょう。タイビはローリング・ストーン誌の新たな記事で、政府は単に金融業界を救済しただけではなく、金融業界のために国民に嘘をつき、経営不良銀行を良好であると偽ったり、受領する救済金の金額をかくしたりしたと論じています。不当な差し押さえが行われた問題で総額85億ドルの賠償金支払いによる和解が成立したことで、銀行に対するの政府の対応が今週にはいって再び衆目を集めています。書類の不備や審査抜きの機械的な署名や粉飾ローンなどによって、アメリカの数百万人の自宅所有者が不当な差し押えを受けていたのですが、この和解によって独立機関による全案件の再審査も終了することになります。つまり銀行は数十億ドルに及ぶ可能性のある今後の罰金や刑事訴追を免れることになるのです。

  • ハイチに甚大な被害をもたらした大地震から3年が経ちました。The Big Truck That Went By : How the World Came to Save Haiti and Left Behind a Disaster(『通り過ぎていった大きなトラック:ハイチを救いに来て、見捨てて去った世界』)の著者ジョナサン・カッツに話を聞きます。2010年1月12日の大地震の死者数は最終的に約30万人に上り、すでに西半球の最貧国と言われていた国でさらに150万人以上が家を失ったのです。コレラの蔓延は、国連の国際部隊が原因を作ったと言われていますが、8 千人の死者を出し50万人以上が罹患しました。国際社会は数十億ドルに上る援助を約束しましたが、復興作業はかろうじて始まったばかりで40万人がいまも 混雑するキャンプ生活を余儀なくされています。ハイチを取材して4年のカッツが、この復興の取り組みがどこで間違ったのかを話します。

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