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2013年1月4日(金)

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  • 本日は、先日行われた新会期(第113回米議会)の宣誓就任をネイション誌の政治記者ジョン・ニコルズとともに見ていきたいと思います。下院では435議席のうち女性議員が81名(うち民主党員61名)、上院では100議席のうち女性議員が20名になりました。アフリカ系アメリカ人の議員は下院で44名、上院では1名になります。ラテン系アメリカ人は下院で9名の議員が加わって総数28、上院では3議席(うち2名が共和党)を占め、ラテン系議員の数は史上最多となりました。また新議会には、同性愛者であることを公表している初めての上院議員ウィスコンシン州選出の民主党タミー・バールドウィン議員や、両性愛者であることを公表している初めての下院議員アリゾナ州選出のクリスチャン・シネマ議員、そして宗教的にも仏教徒2名、ヒンドゥー教徒1名、イスラム教徒数名と多様性が増しています。民主党の上院議員の中では、白人男性が初めて半数以下になりました。「ただし、単に米議会で多様化が進んだからと言って、よりよい結果が生まれるはずだという短絡的な思い込みには走らないように注意しなければいけない」とニコルズは語り、議会で早々に着手されると予想されるフィリバスター(議事妨害)戦術の防止に向けた改革の重要性を強調します

  • 米国の天然ガス・ブームの背景には、水圧破砕法あるいは「フラッキング」と呼ばれる異論の多い天然ガス採掘方法の利用があります。ハリウッドの新作ドラマ「プロミスド・ランド」の中で実態が綿密に調査され、ニューヨーク州では4年間の採掘一時中断措置がもうじき解除されるため激しい抵抗が起きています。賛成派は、米国のエネルギー独立と新しい採掘、ガスプロジェクトで低迷している地方都市を活性化させるためにフラッキングは必要不可欠なものだと主張しています。しかし、反対派は、採掘で用いられた何億ガロンもの化学処理された水が飲料水や農耕地などを汚染すると警告しています。米国海洋大気庁とコロラド大学による新しい調査によると、強い温室効果のあるメタンガスがガス採掘場から以前よりもより高い確率で吹き出す恐れがある模様です。この白熱した議論をお届けするため、フラッキングに賛成と反対の両派から2人ずつお招きして討論会を開きます。ニューヨークの川の水を綺麗に保つ活動をするリバーキーパーの流域プログラム担当のケイト・ハドソン、映画監督でフラッキング推進のドキュメンタリー映画FrackNation(『フラック・ネイション』)を製作したフェリム・マクアレール、エネルギー調査研究所の規制関連業務担当のダニエル・シモンズ、ニューヨーク州ビンガムトン市長で、環境保護法の元教授でフラッキング反対を表明しているマット・ライアンを迎えて討論を行います。

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