オバマ大統領はグァンタナモ米軍事基地の収容所閉鎖に向けて努力を再開すると約束しましたが、閉鎖を最初に公約してからすでに4年以上経過しています。ホワイトハウスでの記者会見で、オバマは100人以上が無期限拘束されている事態は容認できないとしたものの、自由を求めてハンストを3ヶ月も続けている収容者たちに強制的に食物を摂取させることに関しては擁護しました。グァンタナモ収容者たちの弁護士たちはオバマの同収容所閉鎖の公約を歓迎しつつも、すでに移送許可が出ている86人の即時釈放や、オバマが自ら決めたイエメン国籍の収容者たちの本国送還への一時停止措置の解除などを直ちに実行するよう訴えています。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)の上級弁護士で、ハンストを行っているグァンタナモ収容者ガレブ・アルビハニの代理人でもあるパーディス・ケブリアイに話を聞きます。「オバマ大統領はグァンタナモに関する大変重要な声明を出したのはこれが初めてではありません。いま必要なのは行動です」とケブリアイは語ります。「グアンタナモ問題は米国の国家安全保障上の負担となっています。法的にも支弁護できませんし、道徳的にも間違っている。それは正義にもとっています。全世界がそのことを知っています。オバマ大統領も知っている。アメリカの人びとも知るべきです。グアンタナモは閉鎖するべきなのです」
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