« 前  

2013年3月20日(水)

  次 »
  • 調査報道記者のダール・ジャマイルは10年前の米イラク侵攻の初期段階をずっとデモクラシー・ナウ!に伝えていました。その後アルジャジーラの記者となったジャマイルが再びイラクを訪れ戻ってきたところです。今回の取材で彼の見たものは「完全な荒廃」の中にある「機能不全国家」だと言います。このセグメントは彼のインタビューのパート1です。爆弾や処刑や誘拐の恐怖におびえるイラク人が直面する痛ましいほどの治安状態、イラクの刑務所でまん延する拷問、彼の言う「無法国家」における治安の破綻についてジャマイルが話します。ジャマイルは Beyond the Green Zone : Dispatches from an Unembedded Journalist in Occupied Iraq(『グリーンゾーンを越えて:占領イラクの非従軍ジャーナリストからの緊急報告』)や(『抵抗する意志:イラクとアフガニスタンで戦うことを拒否する兵士たち』)の著者です。

  • アルジャジーラ記者ダール・ジャマイルへのインタビューのパート2です。彼は米軍のイラク侵攻が、ガンや先天性異常児という遺産を残していることについて話します。これらは米軍による劣化ウラン弾や白リン弾の大量使用が原因ではないかと疑われています。イラク・ファルージャ市の出生異常について、ジャマイルは「見るのも非常に苦しいほどですがこれは私たち全員が注目しなければならないものです……何が起きているかというと、2004年から現在までファルージャでの先天性奇形の発生率は、第二次世界大戦末期に原子爆弾を投下された後の日本の広島や長崎のそれをも上回っているということです」。ジャマイルはまたイラク国内で強制移住させられる100万人以上の国内難民の危機に関してもリポートしています。彼らの大半はバグダッドに住み、政府の援助もなく日々の生活にも困窮しています。インタビューのパート1はここをクリック。

  • デモクラシー・ナウ!に新しいインタラクティブ・タイムラインができました。ここではイラク戦争と平和運動に関するデモクラシー・ナウ!の10年の報道のハイライト動画が見れます。10年前の2003年3月19日、米国はサダム・フセインが大量破壊兵器を隠し持っているという虚偽の口実でイラクに侵攻しました。6週間後、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「Mission Accomplished(任務成功)」という横断幕の下に立って主な軍事戦闘作戦の終了を宣言しました。しかしその後実施された「イラクの自由作戦(Operation Iraqi Freedom)」により、米軍によるイラク占領はその後9年近くも続きました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツがタイムラインの仕組みと、そこで取り上げられている動画のいくつかを紹介します。

  • イラク侵攻後10年を迎えた今、米軍の退役者たちとイラク市民が一緒になって立ち上げた、戦争の後遺症にいまも苦しみ続ける人たちのための運動「癒える権利(The Right to Heal)」を取り上げます。元米陸軍軍曹で2003年3月のイラクへの侵攻軍の一員でもあったマギー・マーティンに話を聞きます。彼女は現在は反戦イラク帰還兵の会(IVAW)の組織部長です。また、イラク女性自由機構(Organization of Women’s Freedom in Iraq)代表のヤナール・モハメドにも話を聞きます。彼女はイラクの女性の状況がいかに悪化したかを説明します。多くの若い女性や孤児たちが性的な人身売買の対象にさせられているそうです。モハメドのイラク女性自由機構は、多発する出生異常に直面する母親たちの聞き取り調査によって米軍兵器弾薬の有毒な遺物に関する証言も文書化しています。

Syndicate content