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2012年12月13日(木)

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  • 大手銀行HSBCは、メキシコの麻薬密売組織や、アル・カイダなどと関連する組織の10億ドル以上を資金洗浄したにもかかわらず、訴追を逃れました。不正行為が行われた証拠があったにもかかわらず、米司法省は同銀行を起訴せず、19億ドルの罰金を科すだけに終わりました。HSBCの経営陣も誰も起訴されませんでした。ローリングストーン誌に寄稿するジャーナリストで、Griftopia: A Story of Bankers, Politicians, and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力掌握』)の著者マット・タイビに話を聞きます。「アメリカでは色々なばかげた罪状によって懲役を科されます。」とタイビは言います。「しかし銀行が8億ドルのドラッグ関連の資金洗浄をしても、一人も刑務所送りにできない?これは、あるものすごいメッセージを、金融業界だけでなく、みんなに送っているようなものです。 はっきりとしたダブル・スタンダードです。片や法律を好きなだけ破ってもお咎め無しのグループがいるのに、それ以外の人は一つでも違反を犯せば刑務所送りになる。」

  • 英銀行HSBCの19億ドルの罰金がニュースになる中、ロンドンでは、国際的銀行16行が銀行間の世界的金利を数十兆ドルの取引で不正操作した件の国際的捜査で、地位のそれほど高くない銀行員3名が逮捕されました。Libor(ライボー)と呼ばれる、ロンドン銀行間取引金利は、銀行間の借り入れに適応される平均金利です。ローリングストーン誌に寄稿するジャーナリストで、Griftopia: A Story of Bankers, Politicians, and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力掌握』)の著者マット・タイビに話を聞きます。共和党のサウスカロライナ州選出ティーパーティー派上院議員ジム・デミントの引退についても、タイビの意見を聞きます。

  • 年末、米国では伝統的に善意と寛容の気分は政府上層部にまで行き渡り、例年大統領が1年で一番多く受刑者に恩赦を与える慣わしになっています。12月14日、多くの俳優、ミュージシャン、活動家が集結し、米国で有名な長年投獄されたままのレナード・ペルティエの恩赦を求める予定です。ネイティブ・アメリカン活動家で「アメリカン・インディアン運動」(The American Indian Movement)の元メンバーだったペルティエは、1975年のサウスダコタ州パイン・リッジ・インディアン居留地での銃撃戦で、FBI捜査官2名の殺害を幇助したとして有罪判決を受けました。ペルティエは長いあいだ無罪を主張してきました。アムネスティ・インターナショナルは、彼は公正な裁判をされなかった政治犯と見なしています。ドイツ人ジャーナリスト、クラウス・ベーガートによる、ペルティエのインタビュー動画を初公開します。

  • 投獄され37年になるネイティブ・アメリカン活動家レナード・ペルティエに恩赦を与えるよう、オバマ大統領に要請する声が再度高まっています。12月14日、歌手のハリー・ベラフォンテとピート・シーガーの主催で、「2012年年内にレナード・ペルティエを取り戻すコンサート」がニューヨークのビーコン・シアターで開催される予定です。37年に渡るペルティエの試練を訴えるとともに、オバマ大統領の恩赦権行使が求められるでしょう。俳優としてもナレーターとしても高い評価を受けるピーター・コヨーテに話をききます。コヨーテはペルティエの長年の友人であり支援を続けてきました。コヨーテは、俳優、文筆家として政治活動にも熱心に取り組み、また、修行を積んだ禅僧でもあります。最新作はナレーターを務めたケン・バーンズ制作のミニシリーズThe Dust Bowl(『ザ・ダスト・ボウル』)です。

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