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2012年8月20日(月)

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  • 亡命を求めて2カ月前からロンドンのエクアドル大使館に退避しているジュリアン・アサンジが初めて公的に姿を現し、オバマ大統領に対して内部告発者たちへの彼の戦争を終わらせるよう呼びかけました。「米国はウィキリークスに対する魔女狩りを断念せねばならない。米国はFBIの捜査を取り消さねばならない。米国は我らのスタッフや支持者たちの訴追を求めないと誓約せねばならない」とアサンジは言います。「米国は権力の秘密裡の犯罪に光を当てるジャーナリストたちを追及しないと、世界を前に誓わねばならない」。数十人の警官が監視する中、アサンジはエクアドル大使館2階の小さなバルコニーそばの窓際で演説しました。バルコニーには脚を踏み出さないように注意していましたが、それはバルコニーが大使館の治外法権の及ばない法的境界線の外側にあるとされているからです。今週はアサンジの政治亡命を認めたエクアドルと英国の外交的なにらみ合いが続きます。英国当局はアサンジを逮捕してスウェーデンに送還すると述べています。

  • 19日のアサンジの演説の前にエクアドル大使館前では多くの彼の支持者たちも意見表明を行いました。演説者の中には作家で活動家のタリク・アリや駐ウズベキスタン英国大使を務めたクレイグ・マレーもいました。マレーは自身も内部告発を行った人物で、2004年、ウズベキスタン政権による拷問を英米両国が支援していると暴露して大使の職を追われています。「(英外相の)ウィリアム・ヘイグは現在エクアドルの主権の及ぶ敷地内に侵攻すると公然と脅していますが、この事実は、かつては西側の民主主義国家だったものを現在支配している新保守主義(ネオコン)の軍事政権たちが行っている、国際法という概念の完全な放棄のもうひとつの事例です」とマレーは言います。

  • 17日にロシアのフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人が禁固2年の判決を受けました。ロシア正教の教会内でプーチン大統領に平和的に抗議するステージを行ったためです。判事は、彼女たちの行為は政治的抗議活動の一形態であるとの主張を退け、それを宗教的憎悪に動機づけられた行動だと判断しました。評決は17日に下され、抗議の輪は世界60都市以上に広がり地球規模の行動の日となりました。プッシー・ライオットのこの一件はプーチンが大統領3期目の現在、どこまで反対者たちの取り締まりを強化するかの重大なテストケースとみられています。モスクワからアリサ・オブラツソワに話を聞きます。彼女はプッシー・ライオットの弁護団の一員です。また、収監されているメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワの夫ピヨトル・フェルジロフにも話を聞きます。

  • 大統領選挙まで3カ月を切り、共和・民主両党ともテレビやラジオ放送を選挙広告で埋め尽くしています。こうした広告の背後にスーパーPACがいることはすでに多く記事にもなっていますが、そのスーパーPACよりはるかに多く、大統領選テレビ広告に社会福祉の非営利団体がお金を費やしていることはほとんど知られていません。8月8日時点でこうした非営利団体が大統領候補に関する広告に費やした金額は計7100万ドル以上。対してスーパーPACは推計5600万ドルなのです。しかもスーパーPACと違ってこうした団体は税金控除の扱いを受け、さらには彼らへの資金提供者の身元を明かさなくともよいのです。プロプブリカの新しい調査報道がこれら非営利団体がどうやって特別な税制上の優遇を利用し秘密裏に集めたお金で長期にわたる選挙運動を続けているのかを明らかにしています。調査報道記者のキム・バーカーに話を聞きます。

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