アフガニスタンの米国主導の北大西洋条約機構(NATO)占領軍は、2月第4週に起きたバグラム空軍基地での米軍兵士によるコーラン焼却をめぐり、暴力と激怒の嵐にさらされています。報復襲撃と市民の抗議がアフガニスタン全土で巻き起こり、40人以上のアフガニスタン人が死亡しました。26日には、アフガニスタン北部の米軍基地に手榴弾が投げられ、米兵6人が負傷しました。24日には、アフガニスタン内務省内で、米軍士官2人が射殺されました。米当局者は、アフガニスタンでの状況について非公式に懸念を表明しています。カブールにいる、タイム誌の記者でポラリスイメージズの写真家のジョン・ウェンデルに話を聞きます。「襲撃はまだまだ続くと思います。今回の事件により米軍は撤退がむずかしくなり、アフガニスタンの治安部隊を訓練し彼らが自立してこの国に治安をもたらすようにするという米軍が自らに課した目標の達成は困難になるでしょう」とウェンデルは論じます。
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