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2012年2月28日(火)

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  • アフガニスタンの米国主導の北大西洋条約機構(NATO)占領軍は、2月第4週に起きたバグラム空軍基地での米軍兵士によるコーラン焼却をめぐり、暴力と激怒の嵐にさらされています。報復襲撃と市民の抗議がアフガニスタン全土で巻き起こり、40人以上のアフガニスタン人が死亡しました。26日には、アフガニスタン北部の米軍基地に手榴弾が投げられ、米兵6人が負傷しました。24日には、アフガニスタン内務省内で、米軍士官2人が射殺されました。米当局者は、アフガニスタンでの状況について非公式に懸念を表明しています。カブールにいる、タイム誌の記者でポラリスイメージズの写真家のジョン・ウェンデルに話を聞きます。「襲撃はまだまだ続くと思います。今回の事件により米軍は撤退がむずかしくなり、アフガニスタンの治安部隊を訓練し彼らが自立してこの国に治安をもたらすようにするという米軍が自らに課した目標の達成は困難になるでしょう」とウェンデルは論じます。

  • 内部告発サイト「ウィキリークス」は、米国を拠点とする民間の情報収集会社ストラトフォーのサーバーから入手したとされる電子メール550万件の公開を開始しました。ストラートフォー社は、「影のCIA」とも呼ばれる会社です。これらの電子メールは、ハッカー集団アノニマスが入手したと報じられています。ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの話では、これらのファイルは企業スパイ活動における世界最大の企業のいくつかに関するものだと述べました。ストラトフォー社とつながりがある企業は、コカ・コーラ、ゴールドマン・サックス、ダウ・ケミカルなどで、国土安全保障省、米海兵隊、国防情報局など米国政府の部門も含まれています。コカ・コーラ社はストラトフォーに、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」の抗議活動計画を監視するよう依頼しました。ウィキリークスのスポークスパーソンで、ストラトフォーの電子メール公開という今回のプロジェクトの主要メンバーであるクリスティン・フラフンソンは「公開されたのは、まだまだ氷山の一角でしかありません。今後数日から数週間のうちに、様々な話題がどしどし登場するでしょう。昨日(27日)行ったのは、このプロジェクトならびにストラトフォー社について、同社がどのように機能し、どのような企業とつながっているかを紹介することでした」と語ります。

  • ウィキリークスが漏洩した民間諜報会社ストラトフォーの電子メールにより、化学工業大手のダウ・ケミカル社が、「ボパール化学工業事故」の25周年をめぐり活動家たちの行動を厳重に監視したことが明らかになりました。ボパール事故とは、インドで1984年に3500人から2万5000人の死亡者を出したガス漏出事件でした。ダウが特に関心を持ったのは、反企業おちょくり集団「ザ・イエス・メン」で、この集団は2004年に有名なでっちあげ事件を仕立て、ダウがついにボパールの悲劇の責任を認めたと世界中に信じさせました。「我々に関して言えば、ストラトフォーは、我々が公に行っていたすべての動き、特にダウとボパールに関することならどんなことでも細心の注意を払っていました」とザ・イエス・メンのアンディ・ビクルボームは言います。「一連の電子メールで我々が驚いたのは、ダウはポパールとダウの責任という、彼らの収益に直接影響を与えかねない問題を気にかけていると我々は思っていたのですが、ストラトフォーがちょっと異常なほど目を光らせていたのは、我々や他の団体がこの問題を企業パワーに対するより大きな批判と絡めようとしているかどうかということだったのです」。

  • セネガルは第1回目の白熱した投票と、憲法が2期限定を規定しているにもかかわらず3選を目指す現職のアブドゥライ・ワッド大統領への1年間にわたる抗議を受けて、決選投票に向けて進んでいます。セネガル人アナリストのアラメ・トールは、この抗議を「セネガル史上最悪で血みどろのキャンペーン」と、呼んでいます。この1年間、多くのセネガル人ラッパーたちがリーダーとなったこの運動は、主流の反対勢力であるを果たす市民組織「6月23日運動(M23)」に加わり、同国の若者たちのワッドへの反感を募らせるのに役立ちました、。「ここで起きているのは『アラブの春』ではなく、むしろアフリカにおけるルネサンス[再生]の歴史であり政治的変化の歴史です。我々は第一歩を踏み出しましたが、これから中身を固めていく必要があります」とトールは語ってます。ハーパーズ誌の寄稿編集者でオープン・ソサエティ・インスティチュート(Open Society Institute)の特別研究員、グローバル・ウィットネス(Global Witness)の調査ジャーナリストでもあるケン・シルバースタインからも話を聞きます。

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