ユーロ圏財相会合が、更なる大幅な財政削減を条件にギリシャへの1700億ドルの追加支援を決めたことで、ギリシャでは大規模な抗議運動への備えが始まっています。この緊急援助はギリシャの公務員の新たな賃金カットと人員削減を強いるため、複数の組合と左翼団体が反対しています。BBCの報道番組「ニュースナイト」の経済デスクで、新著Why It’s Kicking Off Everywhere: The New Global Revolutions(『至る所で始まる理由:新世界革命』)を上梓したポール・メイソンに登場してもらいます。彼はギリシャから戻ったばかり。「見出しをにぎわすのはもちろん暴動です」とメイソンは言います。「一方であまり見出しにならないのは現実に人々に何が起きているか、ということです……この2年ほど、私たちの世界は、1960年代以来もう見ることはないだろうと思われた様相で紛糾しています。…この新たな世界不安の根底にあるのは……みんな、危機のさなかに金持ちがもっと金持ちになるのを見るのにムカついているということです」
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています