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2012年1月18日(水)

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  • 米アリゾナ州トゥーソンの公立教育当局が、高い評価を受けた同教育学区のメキシコ系アメリカ研究プログラムを一時停止したことに伴い、同学区の教育現場で使用できない禁止図書7書籍のリストを公表しました。昨年、アリゾナ州公立教育長ジョン・フーペンサルはこのプログラムが、「ある人種や集団への敵意を助長する」とし同州の新法に違反していると判定しました。フーペンサルは「生徒たちに教えることが、1つのものの見方や一次元的なものであるなら、それは正確な歴史を教えているとは言えず、だからこれは教育ではない。このような教え方では子供たちに批評的に考えることを教えられない」とし「これはむしろ洗脳だ」と言います。今日はフーペンサルとリチャード・マルティネスの討論をお送りします。マルティネスはメキシコ系アメリカ人研究のプログラムを復活させようとしている教員や生徒たちの代理人弁護士です。「ここで起きたのは、(フーペンサルが)私たちの教育委員会が採択し、学区によって開発され、10年有余にわたって成功をおさめてきたカリキュラムを、私たちのコミュニティ全体から取り去ってしまったということです」とマルティネスは言います。「これはアリゾナ州上院提案1070号で使われたと同じ種類の、反移民思想の戦略の一部です。これはこの州に存在する反ラテン系思想なのです」

  • マイケル・ヘイスティングズ記者にアフガニスタンでの「悲惨なこの1年」と、この10年の戦争が生んだメンタリティについて話してもらいます。先週動画サイトに掲載された4人の軍服の米海兵隊員たちが3人のアフガン男性の遺体に放尿している映像に関する騒動についてヘイスティングスは、米国は「数十億ドル分もの武器兵器や武闘訓練をアフガニスタンのような混乱の地に注ぎ込み、この若者たちに人を殺す術を教え込んできました。そしていまその結果を目にして衝撃を受けているのです」と言います。彼の新著The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America’s War in Afghanistan(『オペレーターたち:アフガニスタンでのアメリカの戦争の野蛮で恐ろしい内幕』)は、自身の2010年のローリングストーン誌の記事 "The Runaway General"(逃げた将軍)が基になっています。この「将軍」とは当時のアフガン戦争の司令官スタンリー・マクリスタル大将のことです。マクリスタルはこの記事が出た後に解任されました。

  • ローリングストーン誌のジャーナリスト、マイケル・ヘイスティングズは先月、米軍の内部告発者ブラッドリー・マニング上等兵の予備軍事審問がメリーランド州フォート・ミードで行われた際に、ウィキリークス創始者で編集長のジュリアン・アサンジとともにいました。マニングに対するこの軍事裁判は、オバマ大統領がこのほど認めた国防権限法(NDAA)に基いて世界中至る所での無期限勾留の拡大措置と相まって、アサンンジが英国からの強制送還を避けようとしていることに対し切迫感が増した、とヘイスティングズは言います。「ジュリアン・アサンジが恐れているのはスウェーデンに送還され……さらに、そこで米国政府やスウェーデン政府のリークを基にしたある種のメディア・キャンペーンが繰り広げられることです。たとえば『ああ、アサンジはイラン政府に協力した』だの『漏洩情報でタリバンを助けた』いったたぐいの」とヘイスティングズは指摘します。「そしてやがて『彼をスパイ容疑で裁かねばならない』と言われてしまうことです。こうした裁判は証明するのが実に困難かもしれませんが、私の考えでは、それはとんでもない脅威です」

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