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2011年11月21日(月)

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  • 米国、英国、カナダがイランの石油と石油化学工業に対する組織的な制裁措置の一連を発表しようとしている中で、ベテラン調査ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュがイランの核兵器開発疑惑に対する合意の広がりに疑問を投げかけています。国連の国際原子力機関(IAEA)が報告書の中でイランの核開発の「possible military dimensions (兵器化の可能性の側面)」を指摘し、「イランが核爆発装置の開発に関係する活動を行ったことを示す」「信頼に足る」証拠を示して以来、イランへの国際的圧力が高まっています。米誌ニューヨーカーのブログに掲載されたハーシュの最新の記事「イランとIAEA」の中で、ハーシュは最近の報告書について、科学的調査ではなく「政治的文書」だと論じています。「彼ら(JSOC=統合特殊作戦コマンド)は何も見つけなかったんです。何もなかった。いかなる兵器製造の証拠もなかったんです。つまり、兵器製造施設の証拠が1つもなかったということです。兵器製造のための核分離施設ではなく、核濃縮製造施設があった。これが純然たる事実です」とハーシュは話しています。

  • エジプト全土で起きている、軍事政権から民政に早期移行するよう呼びかけている大規模デモが3日目に突入しました。19日朝から何千人もの抗議参加者が治安部隊と衝突しているカイロ市内のタハリール広場で、最も激しい衝突が発生しています。21日付のAP通信によると、エジプト保健省の発表した犠牲者数は、死者35人、負傷者1750人以上に増えました。カイロに滞在し、デモの開始から取材を続けているデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースが取材したデモ参加者、ナセル・アブドゥル・ハディは「革命当初の要求は自由、尊厳そして社会的公正でした。我々はまだ社会的公正を手にしていません」と話しています。映像はビッグ・ノイズ・フィルム(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンの提供です。

  • カリフォルニア大学デービス校の警官が18日、「カリフォルニア大学デービス校を占拠せよ」の野営地の撤去に座り込みで抗議をする学生に、トウガラシスプレーを至近距離から吹きかける様子を収めた動画が、インターネットで瞬く間に広がりました。この事件に関与した警官2人は休職処分になり、この警官らを当初擁護したカリフォルニア大学デービス校のリンダ・カテヒ学長の退任を要求する動きが出てきました。カテヒ学長は外部の第三者委員会による事件の再調査が必要だと発表しています。18日にトウガラシスプレーを吹きかけられた学生の1人、エリ・ピアソンに話を聞きます。警官に殴打されたカリフォルニア大学バークレー校の学生への連帯を示し、全米大学の授業料値上げへの抗議を行っていたピアソンは「頭を覆い、自分を守って、頭を下にするよう私に言う人たちだけが見えました。そして次の瞬間、催涙スプレーを吹きかけられました」と話しています。また、18日のトウガラシスプレー事件を受けて、カテヒ学長退任を要求する公開書簡を書いた同校のネイサン・ブラウン助教授(英文学)にも話を聞きました。「若手職員としてのこのような事態に対する最善の取り組み方は、公の場で発言することだと思っています。このやり方で多くの支持を得ることができますし、もし経営陣が何か仕返しをしようとしても、私自身をはじめ、正々堂々と意見を言ったその他の人を守る上でも大変役立つと思うんです」とブラウンは話しています。

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