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2011年11月11日(金)

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  • オバマ政権が10日、1700マイルに及ぶキーストーンXLタールサンド原油パイプライン建設工事申請に関する決定はすべて2013年まで延期すると発表したことを受け、環境保護活動家たちが勝利を宣言しています。発表があったのは、1万人以上がホワイトハウスを取り囲んでオバマ大統領に同計画を退けるよう要求してからほんの数日後のことでした。これはビル・マッキベンの350.orgとタールサンド・アクションが組織したパイプライン計画反対運動の、2度目の大行動でした。8月末から9月初めにかけてはワシントンDCで2週間の市民的不服従運動も行い、1200人が逮捕されました。「この遅延でパイプライン計画そのものが撤回されると信じています」とカナダ人作家で活動家のナオミ・クラインは言います。「もしそうじゃなく、大統領選挙後にこのパイプライン計画が再浮上してきたら、工事予定ラインに我が身を横たえて工事を阻止すると署名して誓っている人がたくさんいます」。クラインはまた「これはウォールストリート占拠運動がなければなかった勝利だと思う……話題が変わるってのはこういうことですよ」と指摘します。

  • 今週、デラウエア川流域委員会が同河川流域でフラッキング(水圧破砕法)という技法による天然ガス採掘を認める規制案を明らかにしました。デラウエア川はニューヨーク市、フィラデルフィア市、ニュージャージー州の1560万人に水を提供している川です。新規制案では同流域で約2万井のガス井の開発を認めることになります。この提案の採択は11月21日に設定されており、これをめぐって活動家たちがホワイトハウスと一戦交えるかもしれません。というのもホワイトハウスはこの委員会で1議席を持っているからで、これが可否を握る票になるかもしれないからです。フラッキングについてのドキュメンタリー映画Gasland(『ガスランド』)がアカデミー賞候補になったジョシュ・フォックスに話を聞くとともに、天然ガスのフラッキング抽出がデラウエア川流域に及ぼし得る影響についてまとめた彼の新作ビデオの抜粋も放送しましょう。

  • 「住宅を占拠せよ」というスローガンで知られる活動家たちの緩やかな連合体が取り組んでいる運動は、居住者の支援要請があった場合に差し押さえの危機にある住宅を占拠し、それによって立ち退きを回避しようというものです。この運動が最近、かなりの成功を収めています。ミネアポリス市在住のモニーク・ホワイトは、住んでいる家が差し押さえられることになり、「ミネアポリスを占拠せよ」の支援を求めました。現在、20人以上のメンバーが立ち退きを回避するために彼女の家に住み込んでいます。「ミネアポリスを占拠せよ」のオルガナイザー、ニック・エスピノーサと、「土地を取り戻せ」運動の中心オルガナイザーであるマックス・ラモーにも話を聞きます。ラモーは差し押さえに直面した住宅を奪還し、住み込んでしまうという直接行動を過去5年にわたり組織してきました。「銀行は実際に私たちの家を占拠しているのです」とラモーは言います。「これが途方もない運動につながっています。彼らにダブルパンチをを食わせてやる。一方では銀行の本拠地に出向いてそこを占拠し、他方では自分たちの本拠地を解放して、空っぽの住宅に人間が住めるようにする。だって、空き家のままになっているのは、企業が将来いつかその家で儲けるためだけなんだから」。

  • ペンシルベニア州立大学のフットボール部監督ジョー・パターノが9日に解雇されました。彼は米スポーツ界で最も有名な監督の1人ですが、元コーチ助手ジェリー・サンダスキーの児童性的虐待を隠蔽したとして解雇されました。同大学総長のグレアム・スパニアも解雇されました。2002年、パターノは同大学のロッカールームでサンダスキーが少年をレイプしたという目撃者の話を聞いたとされます。パターノは上司に報告はしましたが警察への通報はしませんでした。同大では他にもサンダスキーの犯したとされる一連の性的暴行に関して知っている者がいましたが、だれも警察に通報していませんでした。先週、パターノは15年にわたり8人の少年を性的に虐待したとして送検されました。その期間を通じ、サンダスキーは問題児を世話する協会を運営していました。このスキャンダルに対する学生たちの反応も、多くの人を驚かせました。9日、学生の暴動が起こったのです。それも大学がこの不祥事を隠していたことに怒ってではなく、パターノを解雇したことに抗議して、です。政治スポーツライターのデイブ・ザイリンに話を聞きます。「あの夜にペン州立大の学生たちは暴れまくり、ESPNの記者たちの頭を石で殴ったり、火をつけたりしました。そんな大暴動の末に、けっきょく逮捕者は1人もなし。心が寒くなるようなコントラストですよね、全米の大学でキャンパス占拠運動に参加している学生たちの勇気と比べて」とザイリンは言います。「まるで、2つの世代の物語が、異なる大学キャンパスで別々に演じられているのを見るようです」

  • カリフォルニア州では今週、10カ所以上のキャンパスで「占拠」運動に連帯した学生の抗議運動が起きました。カリフォルニア大学のアーバイン校、ロサンゼルス校、バークレー校などでも抗議行動があり、バークレー校では警官隊が学生たちを強制退去させ、36人が逮捕されました。パシフィカラジオKPFA局のジョン・ハミルトンが報告します。

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