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2011年10月21日(金)

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  • リビア前最高指導者ムアマル・カダフィの殺害状況には不明な点が残されています。当初の報告では北大西洋条約機構(NATO)軍の戦闘機が20日朝、シルト近くでカダフィ派の車列を空爆、カダフィと数人は徒歩で逃亡したのち国民暫定評議会の戦闘員らに拘束され、殺されたとされています。しかし外部機関による死亡経緯の調査が入ることになり、遺体の埋葬は先延ばしにされました。いっぽうNATOのアナス・フォー・ラスムセン事務総長は、リビアでの作戦が成功したことを以て、NATOはリビア任務を直ちに終了すると述べました。シルトにいるヒューマンライツ・ウォッチ緊急対応ディレクターのピーター・バウカートに詳しい状況を聞きます。「リビアの新しい幕開けが、このような残虐な殺害で始まったことは非常に残念です。新リビアの記録にすでに汚点を残したことは間違いありません。裁きは法廷で行われるべきであって、暴徒の手にゆだねてはいけない」とバウカートは述べました。

  • ノーベル平和賞を受賞したイエメンの活動家タワックル・カルマンの独占インタビューをお送りします。国連安全保障理事会は、33年間政権の座にあるイエメンのアリ・アブドラ・サーレハ大統領の即時辞任を求める決議を行なう予定です。常任理事国5カ国はすべて、イエメン政府のデモ参加者に対する暴力を「強く非難する」として、この決議に支持を表明しています。イエメンではデモ参加者数十人がスナイパーに射殺されるなど政府軍の攻撃が増すなかでも、民衆蜂起は続けられています。カルマンは今週ニューヨークに滞在し、サレフ政権への国際社会の圧力を訴えています。アラブ人女性初のノーベル平和賞受賞者となったカルマンは、32歳で三児の母、率直な発言をするジャーナリストかつ活動家です。報道の自由を訴え、政治犯の釈放を求めるために週に一度の座り込みを実施してきました。団体「鎖に繋がれない女性ジャーナリスト」創立者として、イエメンの女性運動と民主化運動の指導的役割を果たしてもきました。サーレハ統治への抗議の継続として、ごく最近も抗議集会を率いたばかりです。「私たちには夢があります。能力もあります。解放がどんなものかわかっています。だから必ず達成します」とカルマンは言います。今日行われる国連決議については「国際社会はサーレハに圧力をかけるべきです。独裁体制は倒され、終わりました。独裁者たちには、いろいろな最期が待っています。ベン・アリがしたような逃亡かもしれないし、ムバラクのように責任を問われて訴追されるかもしれない。カダフィのように殺されるかもしれない。イエメンでは私たち自身が最後のシナリオを描くでしょう。それは暴力的解決ではありません。私が国際社会に求めるのは、イエメンが暴力に向かわないようにさせることです」。

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