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2011年7月1日(金)

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  • 米国旗を掲げた船「大いなる希望」(The Audacity of Hope)が本日、ギリシャを離れてガザに向かいました。しかし10隻からなるガザ支援船団「フリーダム・フロッティラ」の運命はわからないままです。少なくともうち1隻が破壊活動によって船団を離脱しました。もう1隻はいまだ修理が終わっていません。10隻は今週すでに出港しているはずでしたが、財政危機と緊縮財政策に民衆暴動の起きているギリシャ政府が国際的な圧力を受けて出港を阻止したのです。6月28日には、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が、イスラエルはガザへの武器「密輸の試みを阻止するすべての権利」の1つとして、この船団を制止する権利を持っていると話しました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテとビデオ撮影家ハニ・マスードがギリシャにいて「大いなる希望」の旅を取材しています。この航海計画が公表された30日にもその場にいて、乗船している作家アリス・ウォーカーやホロコースト生存者ヘディ・エプスタインらに話を聞いています。

  • 在ニューヨークのイスラエル総領事イド・アハロニは、これまでガザ地区の封鎖に協力してきたエジプトがラファ国境検問所を開いた今、ガザへの人道支援物資を船で送る必要はなくなったと主張して、イスラエル政府のガザ解放船団阻止作戦を弁護しました。アハロニはまた、船団の2隻の船で起きた破壊工作にイスラエルが関与したことを否定することも、イスラエルが船を阻止した場合、乗船しているデモクラシー・ナウ!のジャーナリストたちを逮捕しないと約束することも拒否しました。アハロニは「船団を出すという発想自体が不必要なのです。その件で話し合うことにも興味はない。船団がイスラエルに向かわないことを願う」と話しました。

  • 世界各国の400人の活動家たちがガザ支援船団「フリーダム・フォロッティラ」に乗船してガザに向けたギリシャ出航を待つ中、イスラエルのメディアは乗船した活動家たちの人物像や人道支援作戦に参加した動機に関する推測報道でいっぱいです。イスラエル各紙はこの船団が化学物質の袋を搭載しており、その理由は乗船者たちがイスラエル国防軍兵士たちを殺害しようと計画しているからだと糾弾しています。こうした報道は、イスラエル外務省高官たちが大臣たちに、船団に「テロリスト集団」のメンバーが乗り込む計画だという情報はない、と報告した後に行われています。「イスラエルは船団が軍事的脅威であると宣伝しようとしているが、そんなことは世界のだれも信じない。イスラエルの大臣たちだってそんなこと信じていません」と本日のゲスト、エレクトリック・インティファーダの共同創設者アリ・アブニマーは言います。

  • 英国では政府が推し進める公務員年金改革をめぐるにらみ合いの中、75万人以上の公務員が30日、24時間ストを行いました。この年金改革案は、財政赤字削減のため公務員の定年延長と年金積み立て額の引き上げ、さらに退職後の年金給付額の減額を求めるものです。一方、ギリシャでも、一連の緊縮財政策が議会を通過したことに抗議して、数千人の労働者が48時間ストを行いました。緊縮政策の中には歳費削減、増税、国営事業の民営化が含まれます。これらの措置は、ユーロ圏における初めての債務不履行を回避するため、ギリシャに対する巨額の緊急救済措置を行うための条件でした。「ヨーロッパ全土で起きている抗議には共通の主題がある。これは単に公務員が年金の権利を守ろうとしているだけの話ではない。荒涼たる未来図しか描けない若者世代のためでもあるのだ」とギリシャから帰国したばかりのBBCニュースナイトの経済エディター、ポール・メイソンは言います。そのほか、Debt: The First 5,000 Years(『債務: 最初の5000年』)の著者デイビッド・グレイバーにも話を聞きます。「歴史上たいていの革命は借金をめぐって起きている。借金というものは、構造的な不平等の犠牲者たちに自分たちが悪かったからこうなったのだと思わせるために、有力な者たちが繰り返し使う道具なのだ」。

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