民衆のワクチン:新型コロナのワクチンを裕福な国が買い占める中、平等にゆきわたるよう求める声が高まる

2020/12/9(Wed)
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【20/12/09/1】米国、英国などの裕福な国々では、新型コロナウイルスのワクチン接種を自国の国民にいち早く実施しようと競い合っています。その一方で、数十にのぼる貧しい国では、人口の90%もの人々が、少なくとも2022年以降にならなければワクチンを受けられないことになる可能性がある、との報告が出ています。供給されるワクチンの大半を裕福な国々が買い占めしているからだといいます。誰でも受けられるワクチン開発とともに、知的財産権の執行を停止し、ワクチンへのアクセスを拡大するよう求める運動が高まっています。ゲストは二人です。「民衆のワクチン連盟」(People’s Vaccine Alliance)の政策アドバイザーをしているモガ・カマール・ヤンニ医師、そして「アクセス・アイ・ビー・エス・エイ」(AccessIBSA)プロジェクトで公衆衛生を提唱し、コーディネーターを務めているアチャル・プラバラ医師です。このプロジェクトは、インド、ブラジル、南アフリカで医薬品へのアクセスを拡大する取り組みを行っています。

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