『死者はよみがえる』:マルコムXの新しい伝記で語られる、その幼年時代、暗殺、KKKとの密談

2020/12/2(Wed)
記事番号: 
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【20/12/02/3】マルコムXの新しい伝記の大作the Dead are Arising (『死者はよみがえる』)の共同執筆者、タマラ・ペインがゲストです。このほど、2020年度の全米図書賞をノンフィクション部門で受賞したこの伝記は、マルコムXの家族、友人、仲間や敵対者などとの数百に及ぶインタビューを織り込み、マルコムXの人生を網羅しています。同書は、レス・ペインが数十年にわたって行ったマルコムX研究を基盤にしています。レスは2018年に他界し、娘のタマラ・ペインがこの伝記を完成させました。「父がマルコムに敬服したのは、内面的なものも含めて黒人が置かれている状況に取り組み、こうした状況の中で私たち黒人が黒人自身をどのようにみているかを問題にしたからです」と、タマラはいいます。タマラは、父親について、公民権運動の時代をいかに生きたか述べ、マルコムXが説いたことばをしっかりと理解していた人だったと語っています。

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