ハリケーン「ドリアン」の猛威は気候変動のせい なぜ大手メディアはこの繋がりを報道しないのか

2019/9/9(Mon)
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バハマは先週のハリケーン・ドリアンがもたらした破壊に苦しんでいます。死者数は少なくとも44人に達し、今後激増するものとみられています。グレート・バハマ島やアバコ島では7万人以上が住宅を失い、数百~数千人が現在も行方不明となっています。未曽有の破壊に直面し、数千人が避難場所と援助を必要としているバハマ諸島は、気候変動危機の「グランウンド・ゼロ」とされてきました。しかし大手メディアの多くは報道で地球温暖化に関することはいっさい言及してきませんでした。「パブリック・シチズン」の気候エネルギー部門の渉外責任者アリソン・フィッシャーに聞きます。「米国人がABCやNBC、大手新聞などの大手メディアから情報を得ようとしたとします。しかし科学者が市民に知ってほしいことはそこにはありません。気候変動が嵐の危険度を高めていること、時には致命的に高めていることは知らされません」と彼女は言います。

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