ジェフリー・エプスタイン死亡 被害者はエプスタインの性的人身売買の人脈調査の続行を求める

2019/8/12(Mon)
記事番号: 
1

ジェフリー・エプスタインが死亡しました。トランプ大統領やビル・クリントン元大統領ら著名人と交友関係にあり一連の性的人身売買で告発されていたエプスタインが、10日朝マンハッタンの拘置所の独房で死んでいるのを発見されました。当局は首つり自殺としています。エプスタインは7月に首にあざのついた状態で意識不明で発見された後、自殺防止の監視下に置かれていましたが、監視は死の11日前に解かれていました。エプスタインは、未成年の少女たちをマンハッタンの自分の邸宅に誘い込み、性的人身売買を行っていた疑いで逮捕され、7月から拘束されていました。最年少の被害者は14歳でした。エプスタインの死が確認されたのは、数百ページの裁判資料が公表されてから24時間足らずでした。この資料は、元従業員による証言や性的虐待の新しい詳細を明らかにするもので、多くの著名人が登場しています。資料に名を連ねた男性には、元ニューメキシコ州知事のビル・リチャードソン、元上院議員のジョージ・ミッチェル、ハーバード・ロースクール教授アラン・ダーショウィッツ、英国のアンドルー王子らが含まれています。エプスタインの連邦刑事訴訟は終了する見通しですが、検察は引き続き共犯者らの罪を問うことができます。多額の不動産をめぐる民事訴訟も続くとみられます。マイアミ・ヘラルド紙の調査担当シニアエディターのケーシー・フランクに話を利きます。同紙による昨年11月の一連の報道は、エプスタインをめぐる事件の再調査に道を切り開きました。

共有します