「この大統領は非情だ」 プエルトリコへの災害支援に抵抗するトランプを女性下院議員が非難

2019/4/2(Tue)
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米国史上最悪のハリケーンの1つである「マリア」によって破壊されたプエルトリコへの災害支援をめぐる米国議会内の争いを検証します。4月1日、焦点の異なる2つの災害支援法案が両方とも上院を通過しませんでした。1月の包括法案への付帯条項は下院で可決されたものの、最近の米中西部での洪水への救済金が不足しているとして共和党が支持せず、否決されました。一方、共和党が支持した別の上院案も、法案通過に必要な60票に届かなかったため否決されました。この法案では、プエルトリコの食品購入支援(フードスタンプ)プログラムに当てる予算をたった6億ドルとしており、民主党は、多くのプエルトリコ人たちが2017年のハリケーン「マリア」による破壊からの復旧に今でも追われている中、この額はあまりにも低すぎると言っています。民主党はさらに、支援金はインフラ再建と他の形の災害支援を含むべきと言います。トランプは4月1日夜、これに対してツイッターで反応し「プエルトリコはテキサス州とフロリダ州を合わせたよりもはるかに多くの支援金を得た。それなのに彼らの政府は正しいことを何もすることができない。あの場所はめちゃくちゃだ。何もうまくいかない」と投稿しました。1993年以来、米下院議員を務めているニューヨーク州選出のニィディア・ベラスケスに話を聞きます。彼女は連邦議会に選出された初のプエルトリコ人女性で、「ヒスパニック議員連合」(Congressional Hispanic Caucus)の元議長です。

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