マティス辞任と米国が中東での自滅的で無意味な戦争をやめるべき理由 アンドリュー・バセビッチが語る

2018/12/21(Fri)
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ジェームス・マティス国防長官は、トランプ大統領の外交政策を批判する公開書簡の中で、2019年2月末に辞任することを明らかにしました。長官の辞任表明の前日には、トランプ大統領がシリアに派遣された米軍地上部隊2千人の全員に撤退命令を出しており、辞任表明の当日には大統領がアフガニスタンに駐留する米軍約7千人の撤退を命じたと報道されました。ニューヨークタイムズ紙によると、国家安全保障問題をめぐって有力官僚が抗議の辞任をするするのは、ここ40年ほどの間でマティス長官が初めてです。ワシントンの既成勢力の大半がマティス長官の辞任に衝撃を受けました。元大佐であり、ベトナム戦争で戦った経験をもつアンドリュー・バセビッチに話をききます。同氏は何冊も著書があり、最新の著作はTwilight of the American Century(『アメリカの世紀の黄昏』)です。他にもAmerica’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏を目指すアメリカの戦争:軍事史』)やWashington Rules: America’s Path to Permanent War(『ワシントンのルール:アメリカが歩む永久戦争への道』)を書いています。バセヴィッチはボストン大学の国際関係および歴史学の名誉教授です。

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