気候科学者 「地球規模の大惨事を防ぐため世界の富裕諸国はライフスタイルを根本的に変える必要がある」

2018/12/11(Tue)
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第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)は、気候変動が世界にもたらす壊滅的な危険についての警告が高まる中で行われています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は10月、気候変動を抑制するために人類に残された時間はあと十数年しかなく、さもなければ深刻な干ばつや洪水、海面上昇、猛暑が大規模な人口移動と貧困を引き起こす、地球規模の大惨事に直面すると警告しました。しかし、米国、サウジアラビア、ロシア、クウェートは12月8日、IPCCの画期的な報告書を「歓迎する」とする文言を拒否しました。最近出たある報告では、2018年の世界の二酸化炭素排出量が最大で3.7%の増加を記録する可能性が示されています。これは2年連続の前年比増加を意味します。最近の報告者は、上昇する排出量を「貨物列車の高速化」に例えました。ウプサラ大学環境開発研究センターの気候変動リーダーシップの教授ケビン・アンダーソンと、15歳の気候活動家グレタ・トゥーンバーグに、気候変動と闘うために必要な抜本的な活動と、気候変動活動におけるトランプ大統領の影響について話を聞きます。

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