アラン・ネアン:米国はファシズムの台頭に直面しているが 右翼革命は阻止できる

2018/11/1(Thu)
記事番号: 
2

2018年の米国中間選挙でトランプ政権は重要な局面を迎えています。下院で民主党が多数派に返り咲く可能性があるため、11月6日の投票日を前に白人至上主義者的なヘイト発言が頻発するようになり、先週だけでも過激派のトランプ支持者が、トランプが頻繁に批判してきた人物12人およびCNNにパイプ爆弾を送りつけた容疑をかけられ、ケンタッキー州ルイビルでは白人至上主義者がアフリカ系米国人2人を殺害、ピッツバーグのシナゴーグでは白人至上主義者の銃乱射でユダヤ人11人が犠牲となりました。ピッツバーグでの事件の犯人はソーシャルメディアで「難民を支援するユダヤ人」を非難していました。この犯人はトランプ同様、移民を「侵入者」と呼んでいます。そしてトランプは移民への攻撃を急激に強めており、最大1万5000人にもの軍隊を米・メキシコ間国境へと派遣し、憲法を書き換えて米国の出生地主義による市民権付与を廃止すると脅しています。米国ではファシズムが台頭していると語る調査報道ジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。ネアンは長年、戦争と新自由主義を支持する民主党を鋭く批判してきましたが、今回の中間選挙では民主党に投票するよう有権者に呼びかけています。

共有します