ユダヤ教のラビ 「トランプと共和党はピッツバーグのシナゴーグ銃乱射とヘイト暴力に責任あり」

2018/10/29(Mon)
記事番号: 
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セシル・ローゼンタール、デビッド・ローゼンタール、メルビン・ワックス、アービング・ヤンガー、ダニエル・スタイン、ジョイス・ファインバーク、リチャード・ゴットフリード、ローズ・マリンジャー、ジェリー・ラビノウィッツ、バーニス・サイモン、シルバン・サイモン――これらはペンシルバニア州ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」で27日に起きた銃乱射事件の犠牲者の名前です。46歳の白人男性ロバート・バウアーズは同シナゴーグに押し入り、「ユダヤ人はみな死ね」と叫びながら銃を乱射しました。ユダヤ人に対する米国史上最悪の攻撃と考えられています。ウエストフィラデルフィア地区にあるコル・ツェデク・シナゴーグのラビ、アリ・レブ・フォルナリに話を聞きます。フォルナリは、バウアーズがオンラインでターゲットにしたユダヤ系難民支援団体HIAS(The Hebrew Immigrant Aid Society)のメンバーです。フィラデルフィアでHIASのボランティアとして働くデビッド・グロッサーにも話を聞きます。グロッサーは引退した神経心理学医で、トランプ大統領の重要な政治顧問で移民取り締まりを推進するスティーブン・ミラーのおじです。グロッサーはおいのスティーブン・ミラーに直接、「自分の政治目的を進めるために憎悪と偏見を利用することは絶対に容認できない。それは浅はかでみすぼらしい野心の表れだ。国家を毒し、社会を壊し、自分自身の背景と過去を完全に否定することになる」と語りかけます。

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