対立候補による有権者抑制のなかでジョージア州初の黒人知事を目指すステーシー・エイブラムス

2018/10/16(Tue)
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中間選挙が3週間後の11月6日に迫るなか、投票権擁護の運動家たちは、共和党選出の当局者たちが複数の州で有色人種を標的にした一連の有権者抑制運動の糸を引いていると非難しています。ジョージア州では、民主党の知事候補であるステーシー・エイラムスが、5万3000件の有権者登録を保留扱いとした責を問い、共和党の対立候補であるブライアン・ケンプに州務長官を辞任することを求めています。保留になった登録申請の70%はアフリカ系米国人のものです。エイブラムスはケンプが有権者の投票権を無効にすることを目的に、同州の「完全一致」システムを使ったと非難しています。完全一致規則では、有権者の登録と公式身分証明証がわずかに違っているだけで投票を禁じることができます。アトランタのエモリー大学のアフリカ系米国人研究科の代表であるキャロル・アンダーソンに話を聞きます。彼女は新刊One Person, No Vote: How Voter Suppression Is Destroying Our Democracy(『1人ゼロ票:有権者弾圧が我々の民主主義を破壊する過程』)の著者です。

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