ワシントンポストのサウジ人コラムニスト殺害か 米国・サウジ関係の停止を求める声が高まる

2018/10/8(Mon)
記事番号: 
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トルコで行方不明になっているサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギをめぐる懸念が高まっています。トルコ当局は、カショギは先週イスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたとの見方を示しています。ワシントンポスト紙のコラムニストで米国に自主亡命していたカショギは、婚姻のために必要な書類を取るためにトルコのサウジ領事館に入り、そのまま行方がわからなくなりました。ワシントンポスト紙によると、カショギが領事館を訪ねるにあたり約15人のサウジアラビア人男性グループがカショギ殺害のためにイスタンブールに向かったことがトルコ当局の調査で明らかになりました。サウジ当局はこの報道を否定し、ジャーナリストの居所は知らないと主張しています。カショギはサウジの政権を批判していました。「サウジアラビア内外を問わず、すべての体制批判、最も穏健な批判さえも黙らせようとする皇太子の弾圧の恐るべき激化です」と調査報道サイト「インターセプト」コラムニストのメフディ・ハサンは言います。ハサンは今年前半、自身が司会をするアルジャジーラ英語放送の番組「アップフロント」でカショギをインタビューしました。コードピンクの共同創設者でカショギを知るメディア・ベンジャミンも番組に加わります。ベンジャミンはKingdom of the Unjust: Behind the U.S.-Saudi Connection(『不正の王国:米国・サウジのコネクションの裏側』)の著者です。

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