ブラジルは独裁政治へ戻るのか? 極右の扇動政治家が当選の可能性も グレン・グリーンウォルドが語る

2018/10/5(Fri)
記事番号: 
3

ブラジルの有権者たちは7日に、南米の政治状況を変える可能性のある選挙の投票日を迎えます。世論調査によると、現在支持率トップは、極右の元陸軍将校ジャイール・ボウソナロで、彼は1964年から1985年まで続いたブラジルの軍事独裁政権を公然と賞賛しています。ボウソナロは長年、人種差別、女性蔑視、同性愛嫌悪的な傾向の発言をしてきましたが、選挙活動中の9月8日に刃物で刺されて以来、支持率は上昇してきました。ボウソナロ陣営に直接の恩恵をもたらしたのは、4月に起きた前大統領ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバの投獄です。大統領選から脱落を余儀なくされる前、ルラは世論調査で支持率トップを維持していたからです。ルラが自ら選んだ後継者フェルナンド・アダジは、現在ほとんどの世論調査で支持率2位となっています。ピューリッツァー賞に輝くジャーナリストで調査報道サイト「インターセプト」の共同創設者で編集者のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。彼はリオデジャネイロ在住で大統領選を取材してきました。

共有します