トランプの「新たなNAFTA」は労働者と企業と環境にとってどんな意味があるのか?

2018/10/2(Tue)
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米国とカナダは、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)という新たな3国間協定の形で、北米自由貿易協定(NAFTA)を存続させる暫定合意に達しました。トランプ政権は、カナダが乳成品市場の一部を米国の輸入品に開放した今回の合意は米国の酪農家にとっての勝利だと豪語しています。しかし、トランプが2017年に離脱を決めた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)も、同じ市場開放を提供するはずでした。今回の新たな協定は、米国がカナダが輸出する鋼鉄とアルミニウムに課した関税をめぐる争議を解決するものではありません。今回提案された協定は今後、3カ国の議会によって批准される必要があります。パブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ代表で、The Rise and Fall of Fast Track Trade Authority (『ファストトラック貿易権限の盛衰』)の著者ロリ・ウォラックに話を聞きます。

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