クレンショー法学教授 男性の否認は進んで受け入れる社会とは クラレンス・トーマスからブレット・カバノーまで

2018/10/1(Mon)
記事番号: 
3

トランプ大統領の指名した最高裁判事候補ブレット・カバノーは先週、上院司法委員会で証言し、自身に対するクリスティン・ブラジー・フォード博士の告発とそれに続く一連の展開は民主党が仕組んだ「サーカス」(茶番)だと主張しました。カバノーの言葉は、30年前のアニタ・ヒル証言でのクラレンス・トーマス判事の言葉に重なります。トーマス判事は「これはサーカスだ。国家的な恥だ。(中略)何とかして自分のためを考える機会を賜ろうとする生意気な黒人へのハイテク・リンチだ」と主張しました。アニタ・ヒルの弁護チームを支援したカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校およびコロンビア大学の法学教授、キンバリー・クレンショーに話を聞きます。クレンショーは「アフリカ系アメリカ人政策フォーラム」(African American Policy Forum)の創設者です。クレンショーは先週、“We Still Haven’t Learned from Anita Hill’s Testimony.”(「アニタ・ヒル証言から私たちはまだ学んでいない」)と題した記事をニューヨーク・タイムズ紙に寄稿しています。

共有します