家宅捜査でFBI押収文書の大統領による閲覧を裁判所が却下 トランプの法的心配ごと増える

2018/4/17(Tue)
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連邦判事は、銀行詐欺と送金詐欺の容疑で捜査されているトランプ大統領の私的弁護士、マイケル・コーエンの自宅など、4月第2週の家宅捜査中に連邦捜査局(FBI)が押収した文書について、トランプ大統領が最初に閲覧することを求める申し立てを却下しました。これはトランプ大統領にとって大きな打撃となる可能性があります。4月16日の法廷審問は、大統領と彼自身の司法省との対決となりました。連邦検事補のトーマス・マッケイは連邦判事に対し、大統領の申し立てを却下するよう要請しました。マッケイは「彼が有力な顧客を持っているからというだけで、特別扱いされるべきではない」と述べました。FBIはコーエンから10箱分の文書と最大で12の電子機器を押収しました。報道によると、トランプ政権は現在、コーエンに対する捜査を大統領にとって、ロバート・ミュラー特別検察官に対する捜査よりも、重大な脅威と見ています。一方、コーエンの弁護団は4月16日、コーエンがフォックス・ニュースの司会者ショーン・ハニティの弁護士であることも明らかにせざるをえなくなりました。ハニティは4月第2週、FBIがコーエンの事務所と自宅を家宅捜査したことを非難しましたが、自分とコーエンとの関係については一切明らかにしませんでした。国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストのマーシー・ウィーラーに話を聞きます。彼女はウェブサイト「エンプティウィール・ドット・ネット」(EmptyWheel.net)を運営しています。

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