米上院で税制改革法案が可決 法案は社会を再編し金持ちの世襲制を作り出すとキース・エリソン議員

2017/12/4(Mon)
記事番号: 
1

米上院は2日午前、税改革法案を賛成51、反対49で可決しました。約500ページにのぼるこの共和党上院案は、税だけでなく医療や国内支出、石油や天然ガスの採掘にも影響を与える内容となっています。減税規模は約1.5兆ドルにのぼります。最大の恩恵を受けるのは、大企業とトランプ大統領とその家族を含む米国の最富裕層です。この法案によって今後10年間で新たに加わる連邦赤字は1.4兆ドルにのぼる見通しです。民主党議員はすべて反対に回りましたが、共和党で反対したのはボブ・コーカー議員(テネシー州選出)だけでした。ミネソタ州選出民主党下院議員のキース・エリソンに話を聞きます。エリソンは米国で最初のイスラム教徒の議員です。民主党全国委員会の副議長も務めています。

共有します