米軍特殊部隊がソマリア民間人を大量虐殺 隠ぺい工作が発覚 

2017/12/1(Fri)
記事番号: 
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米軍特殊部隊が、今年ソマリアで民間人を大量虐殺したという証拠が新たな捜査で発覚したため、国防総省が守勢に立たされています。武器を所持していない農民やその家族に発砲した後、遺体のそばに武器を置き、あたかも彼らが武装したアルシャバブのメンバーのかのように見せかけていたと報じられています。国防総省は29日に声明を出し、「2017年8月25日ソマリアのバリーレ近辺で行われたソマリア国民軍主導の軍事作戦と、それに付随した民間人被害に関する申し立てを徹底して査定した結果、米国アフリカ特殊作戦軍は、犠牲者は武装した敵性戦闘員のみと結論した」と主張しています。『デイリー・ビースト』が29日付で、この作戦と被害を取り上げ、目撃者の証言を報道したことがきっかけです。それによると、犠牲者は農民で、米国の兵士に殺害されました。折りしも先日、ソマリアに駐留する米軍の規模は今年になって報告された50人から、現在は500人ほどに増加していると米国政府が発表したばかりです。ソマリアのモガディシュを拠点にした独立ジャーナリストのクリスティーナ・ゴールドバウムに話を聞きます。彼女が『デイリー・ビースト』に載せた新たな記事の表題は、Strong Evidence that U.S. Special Operations Forces Massacred Civilians in Somalia(『米軍特殊部隊によるソマリア民間人大量虐殺の動かぬ証拠』)です。

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