国歌演奏中に膝をつくNFL選手たち トランプに逆らって人種差別と警察暴力への歴史的な抗議

2017/9/25(Mon)
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トランプ大統領は22日、試合前の国歌演奏中に膝をついて人種差別と警察の暴力に抗議したプロフットボールリーグ(NFL)やプロバスケットボール(NBA)の人気選手たちの行為を批判しました。24日には全米各地のフットボールチームが膝をついてトランプ大統領に抗議、アスリートによる抗議としては近年最大規模となりました。アスリートによる前代未聞の政治アクティビズムがトランプ政権下で果たす役割、試合で国歌を流すことの政治性について考えます。カリフォルニア大学バークレー校の社会学の名誉教授で、今年50周年版として再刊されたThe Revolt of the Black Athlete(『黒人アスリートの反乱』)などの著書があるハリー・エドワーズ博士に聞きます。エドワーズは1968年五輪大会で人権プロジェクトを立案し、長年サンフランシスコ・フォーティナイナーズの顧問を務めています。ネイション誌のスポーツ編集者のデイブ・ザイリンにも話を聞きます。ザイリンは、試合前の国歌演奏には長く神聖な歴史があると思われがちだが、テレビ番組"Jersey Shore"やジャスティン・ビーバーの時代(2009年)にまでしかさかのぼることはできないと語ります。

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