「米国にとって歴史的な瞬間」:サンダース上院議員 15人の共同スポンサーを得て「メディケア・フォー・オール」法案を開示

2017/9/13(Wed)
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バーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースは今日、高齢者向け医療保険制度である「メディケア」の対象範囲を全米国市民に拡大することを目指す国民皆保険制度の法案を発表します。サンダースは13日のニューヨーク・タイムズ紙論説欄に、次のように書いています。「これは米国にとって歴史的な瞬間だ。我が国は他の先進国と同様、米国民全員に人権の一つとして包括的な医療保険を保証するのか?それとも、とてつもなく高額で、無駄が多く、官僚的で、大手の保険企業や製薬会社、ウォール街、医療機器業者の利益を最大限にする現状のシステムを維持するのか?」 すでに15人の上院議員がこの法案に共同スポンサーとして名を連ねています。この「メディケア・フォー・オール」法案は、議会の多数派である共和党が「オバマケア」と呼ばれる医療費負担適正化法の廃止と差し替え法案を成立させることにことごとく失敗した後に発表されました。共和党議員たちの法案は、障がい問題の活動家やヘルスケアの専門家が率いる草の根運動から強い反発を受けました。「全国看護師連合」(National Nurses United) と「カリフォルニア州看護師協会」(California Nurses Association)の政策理事であるマイケル・ライティに話を聞きます。「全国看護師連合」は、「メディケア・フォー・オール」の実現を、長い間提唱してきた団体です。

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