アンカラ訪問のティラーソン国務長官 トルコが独裁に陥る懸念に言及せず

2017/3/31(Fri)
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レックス・ティラーソン米国務長官は今週トルコを訪問しています。ティラーソン長官が、トルコが独裁政治に陥る可能性に懸念を表明するのをいかに怠っているかに目を向けましょう。昨年のクーデター未遂事件の後、トルコで起きている一斉逮捕や反対派の追放、また報道機関への弾圧について、ティラーソンはなにも公式に言及しませんでした。一方トルコ側は、米国がクルド人武装勢力がトルコ国内で反乱を仕掛けていると主張しながら、その裏でシリアとイラクのクルド人勢力を支援していることに、不満を表明しています。トルコは4月に憲法改正のための国民投票を予定しており、エルドアン大統領に強大な権限を与え、彼の任期を2029年まで延長するかどうかを決めようとしています。米国クルド情報ネットワーク(American Kurdish Information Network)代表のカニ・シュラム(Kani Xulam)に話を聞きます。

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